佐賀県多久市北多久町小侍の番所地区に鎮座されている天満宮ですが、こちらも参道が分断されている神社の一つになります。
昔、一の鳥居がある辺りは唐津街道だったと言われており、一の鳥居付近が多久領と佐賀藩領の境であったことから関所が置かれていたようです。
番所というのは、きっとその関所の名残なんでしょうね。
こちらが一の台輪鳥居ですが、もはや参道は生活道路に侵食されております。
さらにその先は高架になっており、下には長崎自動車道につながる有料道路が走っています。
社殿に向かうには、この有料道路に架けられた跨線橋を渡っていかなければなりません。
途中の参道は無くなっており、社までは細い石段がまっすぐに伸びております。昔からの石段が風化してしまったせいなのか、ほとんどの石段がコンクリート製に造り替えられていました。
二の台輪鳥居。
参道の石段を登っている途中にあったご神木。
ご神木は樹齢200年の銀杏の木でした。
こちらが拝殿。
拝殿の奥にある石造り本殿。灯篭とともに天満宮の石祠が祀られていました。
石祠。
境内には由緒書きなどが見当たらなかったので沿革などはわからないままです。
今回も有難く参拝させていただきましたが、国内にはこういった神社が本当に数多く存在していると思われます。
絢爛豪華な神社もいいけど、こういう神社もまたいいものですよw
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