天満宮 佐賀県佐賀市川副町大字西古賀鰡江

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佐賀市の神社

こちらの天満宮はJR長崎本線佐賀駅の南南東およそ8kmの距離、佐賀県佐賀市川副町大字西古賀鰡江(しくつえ)地区に鎮座されます。

国道208号線の「新郷本町」交差点を南下し、県道48号佐賀外環状線の「川副福富」交差点からさらに500mほど南に進んだ西側の田圃の中にポッカリと浮かぶ鎮守の森の中に位置します。

参道入口に建立された鳥居には「天満宮」の神額が掛かっていますが、悲しいことに上部が欠けてしまっています。“川副町誌”によると、天保十四年の本殿再建当時は内田天満宮と称されていたとあり、たしかに寛延二年に造立された鳥居の左の柱には内田天満宮の刻銘が確認できました。

境内の左側は公園になっており、鳥居から真っ直ぐ伸びた参道の先に大正四年生まれの狛犬が守護する入母屋造りの拝殿と、並列に祀られた流造の本殿が建立されています。御祭神は菅原道真と応仁天皇の二柱です。

この鳥居には転びが見られません。柱が踏ん張ったように外側に角度を付けるのが通常ですが、この鳥居はほぼ真っすぐに立っています。

左の柱に「天満宮」、右の柱に「寛延二己巳稔九月天赦日」の刻銘が入ります。

銅板葺き入母屋造りの拝殿。

天満神社(鰡江)
祭神 菅原道真 応仁天皇
創設年代 不詳
沿革 同村鰡江の東泉寺の鎮守として北野天満宮を勧請していたが、後、内田正右衛門、藤原良尚が敬神の念あつく、内田天満宮と称されていた。天保十四年(一八四三)本殿を再建した。
 大正二年(一九一三)村内の天満神社、八幡社、若宮社を合祀した。
 昭和七年に改築された。

“川副町誌”より引用

蹲踞型の狛犬さんは前脚も太く、筋肉質の後ろ脚と後ろから見たときの背中がとても逞しく、鬣もじつに立派でほれぼれします。私的にはお気に入りの狛犬さんの一つになりそうですw

阿形の方は口に玉を咥えています。

台座には「大正四年十月十日建設」、「鹿江村 石工 徳永次吉」の刻銘が入ります。

鹿江村とありますので、同じ川副町内のお隣の村の石工さんが造られたようですね。

流造の本殿は並列になっております。大正二年に村内の天満神社や八幡社、若宮社が合祀されたとあるので、そのいずれかがお祀りされているものと思われます。

合祀された近隣神社のものなのでしょうか、本殿の後ろに回ると他にもたくさんの石祠と末社が祀られていました。

集められた石祠と末社群。

地蔵。

神社の隣は「鰡江農村公園」との表示があります。それと御神木です。

隣が公園になっているせいかもしれませんが、樹々に囲まれているにもかかわらず境内は明るく、とても開放的な神社でした。

山間部の神社はどうしても暗いイメージが付きまとうので、日が短い冬の季節に行くのはちょっと抵抗があります。

山間部を攻めるのはもう少し暖かくなってからにするとして、しばらくは平野部を巡ることにしようかなw

それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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