今日は肥前鳥居を見るために金立神社の下宮にやって来ました。
金立神社は、江戸時代には雨乞いに霊験のある神として佐賀藩主をはじめ、広く崇敬されていた由緒の古い神社なんだそうです。
佐賀県道31号佐賀川久保鳥栖線、金立特別支援学校入口の交差点から北へ真っ直ぐに行ったところにあります。
川久保免許更新センターへ行く道中なので、運転免許の更新に行くときにここはよく通っていたのですけどね。いまさらですが神社ってホントに多いんですねw
一の鳥居。肥前鳥居と明神鳥居の特徴を併せ持つ後期型の肥前鳥居です。
案内板に下宮とあるように、金立神社は標高501.8mの金立山の山頂から山麓にかけて、「奥の院」「上宮」「中宮」「下宮」が鎮座しています。
秦の始皇帝の命令で日本に不老不死の薬を探しに来た徐福が、金立山で出会った仙人にから不老不死の霊薬(フロフキ)を授かったという伝説が残っているそうです。

鎮座地 佐賀県佐賀市金立町金立2467
御祭神 保食神(うけもちのかみ)・罔象売女命(みずほめのみこと)・徐福
御由緒 この神社の祭神は、金立山頂にある本社上宮と同じで保食神、罔象売女命、秦の徐福の三神である。昔、勅使並びに一般参詣者の便宜をはかって建てられた社で境内には、徐福が不老不死の薬草を授かったという甲羅弁才天をまつる堂がある。
案内板より
神社所有の絹本淡彩金立神社縁起図(佐賀県立博物館展示)には、金立神社上宮の景観、下宮、徐福が浮盃江(諸富町)に上陸の様子が彩色鮮やかに描かれ金立神社の祭神にまつわる絵画としてその価値は高く評価されている。

境内入口に立つ鳥居は、肥前鳥居の特徴をしっかり備えた見事な肥前鳥居です。

二の鳥居に掛かる神額は「金立大権現」です。
寛永21年(1644年)9月12日建立、金立大権現の刻銘があります。

境内の様子。右手に見えるのは「金立幼稚園・保育園」です。

社殿。
そして狛犬さんです。
蹲踞型の狛犬さんですが、雨で濡れているので非常に表情などが分かりにくいですね。
特徴的なのは吽形の尾の部分が2つに分かれているような形でしょうか。そして、阿形の狛犬は顎の部分が欠けていて尾の部分もありません。
阿形の狛犬をよく見ると、背中に仔狛がしがみついているのが分かります。このあたりは造った石工さんのなせる業といったところでしょうかw

明治11年(1878年)5月生まれの狛犬さんでした。

流造の本殿。

西側の鳥居。

「甲羅弁財天」。

甲羅弁財天の案内板。

手水舎。

社殿と、そこを護る狛犬さんは岩狛さんです。
生まれた年は分かりませんでした。

拝殿の中の様子。
御神木。
金立神社。この神社がある道路はこれまでにも何度も通った道路なんですが、こんな由緒のある神社があるなんて全く知りませんでした。
おそらくこの神社巡りをすることがなかったら、一生出会うことがなかったはずです。出会いというものは、本当にひょんなことから始まるものでございますw
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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