こちらの天満宮は長崎自動車道大和ICの南西およそ3ｋｍの距離、佐賀県佐賀市大和町大字東山田上戸田地区に鎮座されます。
県道48号佐賀外環状線沿いにある「大和中央公園」から道路を挟んだ南側の集落、県道212号川上牛津線に沿って流れるクリークの横に位置し、道路から一段高くなった境内の入口には幟杭と鳥居が立ち、開放的な境内の東側に千鳥破風向拝付きの入母屋造の拝殿と玉垣で囲われた石造りの本殿が建立されています。
拝殿前には石灯篭と岡崎現代型の狛犬が奉納されており、拝殿の中には菅原道真公が太宰府に左遷された際に詠んだといわれる「東風吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな」の歌が書かれた額が奉納されていました。
残念ながら、以前は本殿前に安置されていたという肥前狛犬の姿はありませんでした。どこかで無事に保管されていることを願うばかりです。
社頭。
境内入口の台輪鳥居。
「天満宮」の神額。
左の柱に「寛政四年壬子歳九月吉祥日」、右の柱には「奉造立大日本國鎮西肥前州佐嘉郡富田村天満宮奉華」の刻銘が入ります。
入母屋造りの拝殿には千鳥破風の向拝が設けられており、その前に幟杭、石灯篭、狛犬が奉納されています。
昭和51年7月吉日に奉納された岡崎現代型の狛犬。
拝殿の中の様子。
拝殿の中を見ると、菅原道真公が太宰府に左遷されたときに詠んだとされる歌を書かれた額が奉納されています。
石造りの本殿。以前は石祠の両脇に肥前狛犬が奉納されていたそうですが、この日はその姿はありませんでした。無事にどこかで保管されているといいのですが…。
本殿石祠には「明治廿四辛卯歳六月吉日」の刻銘が入ります。
弁財天石祠。
地蔵堂と石仏。
忠魂碑。
境内の様子。
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