こちらの八幡神社は、JR長崎本線吉野ヶ里公園駅の南方およそ5kmの距離、佐賀県三養基郡みやき町東津地区の集落の北の外れ、民家と田圃を分けるように走る道路沿いに鎮座されております。
国道264号線「六田交差点」から県道211号市武諸富線を道なりに1.4kmほど南下し、東津郵便局の四つ角を東に曲がった先にある東津農村公園の東側に位置し、幟杭と明神鳥居が建立された参道入口から境内へ伸びる参道は三尺幅の石畳が敷かれ、100mほど先の境内に築後型の狛犬が守護する入母屋造の拝殿と流造の本殿が建立されています。
参道には二の鳥居、水無川に架けられた神橋、境内奥には境内社の天満宮が建立されており、周囲を御神木に囲まれている割には明るく感じる古社です。御祭神は応神天皇と思われますが由緒沿革等については不明です。
社頭。
参道入口は公園の西の路地から南に入ったところにあり、神社では定番ともいえる樹々に囲まれた境内ではあるものの、なぜかとっても明るい雰囲気を感じるのはやはり隣に公園があるせいでしょうか。
参道入口に立つ一の鳥居。
鳥居に掛かる「八幡宮」の神額。
拝殿まで真っ直ぐに伸びる石畳の参道。
参道脇に建つ仏堂。
二の鳥居。
二の鳥居の神額。「八幡宮」は上の部分が欠けてしまっています。
水無川に架けられた神橋。
手水舎。
瓦葺き入母屋造りの神殿。
そして拝殿前にはマッチョな築後型の狛犬さんがいましたw
みやき町は福岡県に近いということもあってか、筑後型の狛犬さんが多く奉納されているようですね。
「明治四十五年三月」の刻銘が入る狛犬さん。
黄色の塗料が掛かっているのは心無い人のイタズラなのでしょうか、阿形の台座の方は流れて薄くなっているようですが顔の方にはまだ残っています。
拝殿の中の様子。
瓦葺き流造の本殿。
境内社の天満宮。
本殿裏の石祠群。
御神木のイチイガシ(左)とクスノキ(右)。
こちらの狛犬さんはいわゆる築後型と呼ばれている狛犬さんで、肥前石工と呼ばれる砥川型や塩田型そして唐津(値賀)型とは違った筋肉質でガッチリした印象を受けます。
現代の岡崎型の洗練されたデザインの狛犬さんは美しいとは思いますが、やっぱり石工さんの個性が出ているオリジナルが私は好きです♪
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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