こちらの彦山神社はJR唐津線山本駅の西南西およそ5kmの距離、佐賀県唐津市北波多山彦集落に鎮座されます。
唐津市から伊万里市へ向かう国道202号線の「徳須恵上」交差点から西に入った、西九州道路の高架橋付近にある小山の上に位置しており、腰の高さほどの石垣が組まれた参道入口には背の高い幟竿が建てられ、五段ほどの石段を上がると一対の石灯籠と「彦山神社」の神額の掛かる鳥居が奉納されています。
鳥居をくぐり、いびつになった急な石段を上がると「天満宮」の神額の掛かる二の鳥居が奉納され、コンクリートで固められた山道を進み最後の石段の上がると、山間の境内に入母屋造の向拝付き切妻造妻入りの拝殿と玉垣で囲われた流造の本殿が建立されています。
御祭神は天忍穂耳尊と思われますが案内がなく詳細は不明です。

社頭。
参道入口の石段前には金属製の幟竿が奉納されており、一直線に上に向かって延びる石段の雰囲気が何とも言えません。

参道入口の石段を上がったところに建立されている一の鳥居。
風化によるものでしょうか、笠木の右側が欠損しています。

一の鳥居には「彦山神社」の神額が掛かります。
左の柱に「文政三庚辰九月吉日」、右の柱に「奉建立華表一基」の刻銘が入ります。

山肌に古くかなりいびつになった石段が続いております。

石段を上がるとまた一対の石灯籠と鳥居が奉納されています。

二の鳥居。

二の鳥居には「天満宮」の神額が掛かります。
左の柱に「奉建立華表一基」、右の柱には「文化十三丙子歳三月吉祥日」の刻銘が入ります。

ここからはコンクリートで固められた山道になっています。
ここまで来て気づいたのですが、参道脇の草はどこもきれいに刈り込まれています。

境内へ続く最後の石段。

山を開いて作られたと思われる境内。
社殿が建立されているところはコンクリートで舗装されています。

境内入口には年季の入った手水鉢が…。

瓦葺切妻造平入の拝殿。入母屋造の向拝が設けられています。

向拝下の様子。頭貫には鶴の彫刻があしらわれています。

神社改築寄付名碑。

玉垣で囲まれた銅板葺流造の本殿。

本殿遠景。

天満神社の石祠。
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