こちらの尾部田神社はJR唐津線相知駅の南方およそ4.2kmの距離、佐賀県唐津市相知町平山上尾部田地区に鎮座されます。
県道249号平山相知線を南下し、五郎谷バス停から県道32号伊万里畑川内厳木線をさらに1.8kmほど南に進んだ山間の集落の中に位置しています。
「鎮守」の神額が掛かる享保元年建立の銘が入る鳥居をくぐると、そこには広々とした開放的な境内が広がっており、その奥には向拝付きの瓦葺き入母屋造りの拝殿と同じく本殿覆屋が建立され、覆屋内に納められた本殿前には一対の肥前狛犬が安置されています。
また、集落の路地を挟んだ南側にも境内があり、そこに建立された大神宮と祇園社の境内社に神社合祀の名残を留めます。祭神や由緒沿革等については案内板も資料もなく不明です。
左側(北)に社殿があり、右側(南)に境内社があります。
尾部田神社の鳥居。
鳥居に掛かるのは「鎮守」の神額。
左の鳥居に「享保元歳丙申□月□」の刻銘が確認できます。
境内は明るく、広々としてとても開放的です。
瓦葺き向拝付き入母屋造りの拝殿。
向拝下の様子。
拝殿の中の様子。
天井絵。かなり色褪せていますが、しっかりと描かれているのが確認できます。
本殿。そして本殿を守護する肥前狛犬。
格子戸からの撮影なのでワンカットです。
脚の間が刳り抜かれているので後期の作品かと思われますが、材質や顔の表情や鼻孔の形など、どことなくお猿さんを思わせます。
本殿覆屋。
覆屋の中の本殿。
御堂。
御神木。
境内社の太神宮。
鳥居には「太神宮」の神額が掛かる。
左の柱に「維持文化五歳戊辰四月吉日」の刻銘が入ります。
切妻造り平入の社殿。
本殿石塔。
太神宮東側の境内社「祇園社」の明神鳥居。
「祇園社」の神額が掛かります。
コンクリートで整備された参道。
石灯篭が建立されています。
本殿石祠。
太神宮の西側には観音堂が建立されていました。
神社遠景。
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