こちらの櫛田神社は、唐津市肥前市民センターの南東およそ3kmほどの距離、佐賀県唐津市肥前町新木場後山地区の西の外れに鎮座されます。
国道204号線の新木場公民館付近の比恵田バス停の四つ角を南下し、広葉樹林が広がる山中を高串漁港に向け約1kmほど車を走らせたところにある、肥前町上ケ倉方面との三差路の左側に位置します。
少なくとも二つの神社が合祀されていると思われ、境内入口の石段参道に2基の鳥居と2対の狛犬が奉納されており、合祀されたと思われる神社の鳥居が境内社の前に1基、東側の参道入口に2基の鳥居が建立されています。
神社遠景。
社頭。石段参道の途中には一の台輪鳥居が建立されています。
一の鳥居の神額には「櫛田神社」と彫られています。
一の鳥居のすぐ後ろに建立されている唐津型狛犬。
そしてその狛犬の後ろに並ぶように建立されている狛犬。こちらも同じく唐津型の狛犬です。
「明治四十一年七月吉日」建立の刻銘が入ります。
二の明神鳥居。
二の鳥居には「櫛田宮」の神額が掛かります。
「寛政十一年己未仲春吉日」の刻銘が入ります。
一番上に建立されている唐破風付き入母屋造りの拝殿。
玉垣で囲われた境内には灯篭狛犬が居り、また玉垣にも構えの狛犬が威嚇するように建立されていました。
向拝下の様子。目貫には抱き茗荷の紋と鯉の彫刻が施されています。
抱き茗荷は、天台宗・出雲大社・日光東照宮などと深い関連があるようですが…。
境内西側の社殿。前に立つ鳥居には神額はありません。
社殿の中の様子。
唐破風付き流造の拝殿。
向拝下の様子。こちらの目貫には抱き茗荷の紋と松が施されています。
境内東側の一の鳥居。
鳥居には「鎮守大明神」の神額が掛かります。
「嘉永七年甲寅歳二月吉日」の刻銘が入ります。
境内東側の二の鳥居。
こちらの鳥居には「大権現」の神額が掛かります。
「正徳四甲午」の刻銘が入ります。
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