黒髪神社 佐賀県武雄市山内町宮野

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武雄市の神社

肥前(今でいう佐賀と長崎)最古の神社といわれる黒髪神社は、佐賀県武雄市山内町にあり武雄市内から有田町へと向かう途中の宮野地区の町なかに鎮座されます。

この山内町は合併によって現在は武雄市となってますが、それまでは武雄市と有田町に伊万里市に挟まれた小さな町で、多久市に住んでいた私にはほぼ馴染みのない町でした。

この黒髪神社は、先日行った黒髪山の乳待坊公園(ちまちぼうこうえん)の登り口にあります。

ところがこちらは下宮ということで、上宮はなんと黒髪山の山中にあるそうです。

上宮へは気合を入れていかなければ到底行けそうにありませんw

今日は下宮だけをお参りしたいと思います。

下宮の一の鳥居は県道26号線の道路沿いで、すぐわきに位置しております。

黒髪神社の神額。

こちらが神橋。一の鳥居を抜けるとすぐにあります。

手水舎にはミニ盆栽が綺麗に飾られており、マーちゃんと二人で思わず感嘆の声をあげてしまいましたw

そういった綺麗な環境のせいなのでしょうか、可愛いヤマガラが一羽水を飲みに来ておりましたよ(画像上左)

これが下宮二の肥前鳥居です。初期の肥前鳥居に比べると笠木や島木に明神鳥居の特徴が現れてきているので、おそらく後期型の肥前鳥居だと思われます。

上宮の参道には一の鳥居と二の鳥居があり、この下宮の二の鳥居とともに3基の肥前鳥居が武雄市の重要文化財となっています。

下宮二の鳥居は肥前鳥居で、延宝3年(1675年)に武雄頼長氏とその弟の頼久氏が寄進したとされています。

下宮二の鳥居銘文

黒髪山下宮者元是熊野神也 / 神之為徳也見日本書記傾日 / 武雄掃部藤原頼長同弟権亮 / 藤原頼久削石華表以建宝前 / 蓋荘権現之社壇祈子葉之繁 / 茂也予当仁不獲譲謾染毫其 / 銘日」「神徳惟馨華表豈没 / 相攸彫聲永懸日月 / 延宝三年乙卯八月吉日良辰 / 権僧正覚遍謹題

武雄市のホームページ「武雄市の文化財」より

御神木。

狛犬さんは岡崎型のようです。

阿形は玉に足を乗せ、吽形の足元には仔狛がおります。

まるで、吽形が仔狛を押さえつけているかのように見えます。

なるほど、仔狛もかなりヤンチャそうな顔をしてますねw

「おいたしちゃだめでしょ!」って感じかな。

こちらが拝殿です。大変失礼ながら私が想像していたよりずいぶん立派な神社です。

鎮座されている場所が静かな田舎だったものでこんなに立派だとは思ってませんでしたw

黄金色の文字が眩いくらいに輝く神額。

社殿は平成2年(1990)に建て替えられたようです。

拝殿前には素敵な植栽が並んでいます。

手水舎のミニ盆栽といい、こちらの宮司さんの御趣味なのでしょうか。

末社。

狛犬さんの姿はありませんでした。

さて、これで鎮西霊験社「黒髪神社」の下宮の参拝を終えました。

こちらの神社は「二礼三拍手一礼」で参拝します。

通常は「二礼二拍手一礼」で参拝するのに「三拍手」は珍しいと思い社務所でお伺いしたのですが、じつはハッキリわからないということでした。

まあ、なんでもかんでも白黒をつけるのではなく、神秘的なものは神秘なままがいいのかもしれないですよね。


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