こちらの天満宮はJR唐津線多久駅の南西およそ5kmの距離、佐賀県多久市西多久町大字板屋藤川内下地区の北の外れ、藤川内上地区との区界に里山を背にして鎮座されます。
藤川内公民館の南側に位置しており、防火用水のすぐ横の境内入口には宝永七年に造立された鳥居が奉納され、鳥居をくぐり五段ほどの石段を上がると広々とした開放的な境内に拝殿はなく、正面の小丘の上に本殿鞘堂が一対の石灯篭とともに建立されております。
本殿鞘堂には菅原道真公、同世子、吉祥女の御神体が祭祀された木造本殿が納められています。創建は宝永七年以前と思われますが詳細については不明です。
社頭。
境内入口に立つ鳥居。
鳥居には「天満宮」の神額が掛かる。
多くの刻銘が入る柱には宝永七年の刻銘が入っているそうですが、残念ながら目視では確認することができませんでした。
石段を上がると境内ですが、その先に拝殿はなく石段参道の先には本殿鞘堂が見えます。
本殿鞘堂。石灯篭は昭和6年3月20日に奉納されたもの。
木造の本殿。菅原道真公、同世子、吉祥女の御神体が祭祀されています。
「摩利支天」の石碑。
摩利支天は仏教の守護神の一つで、日本では中世以降に信仰を集めたとされてます。武士の間に広まって護身や蓄財などの神として崇められていたようです。
御堂。
境内の様子。
こちらの天満宮さんもほのぼのとしており、地域の皆さんのこの神社に対する思いは通りすがりの参拝者にも伝わって来るようです。
郷土の小さな神社を廻らせていただいておりますが、これはどこの産土神様を参拝してもいえることですが、日本人の神仏を信心する力というのはこれほど強いものなんだなと感じています。
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