こちらの日枝神社は鎮西町市民センターの東方約3kmほどの距離、佐賀県唐津市鎮西町赤木のちょうど中央付近に田圃の中に鎮座されております。
県道23号唐津呼子線を鎮西町岩野の交差点から県道340号鎮西唐津線に入り、呼子方面へ道なりにおよそ4.5kmほど進んだところにある塩鶴バス停付近から東へ400mほどの場所に位置します。
コンクリートで固められた参道が田圃を分けるように100mほど境内まで続き、その境内は鎮守の森に囲まれてまるで浮島のように田圃の中にポッカリと佇んでいます。
参道入口には飛び狛が載る石灯篭が立ち、境内入口からはあまり間を空けずに3基の鳥居が立っており、境内には計5対の石灯篭が参道を導いてくれました。
神社遠景。
社頭。そして一の明神鳥居。
鳥居には「日枝神社」の神額が掛かります。
神社まで一直線に続く参道。
飛び狛さんが載る大正6年4月建立の石灯篭。
向かって左の灯篭には逆立ちした飛び狛さんが、右側には後ろ足で立ち上がった格好の飛び狛さんが載っております。
境内入口。
一対の石灯篭の奥には、3基の鳥居が並ぶように立っております。
二の鳥居。
二の鳥居の神額は「天満宮」が掛かります。
三の鳥居。
三の鳥居に掛かるのは「山王宮」の神額。
右の柱には宝暦8年(1758年)建立の刻銘が入ります。
三の鳥居をくぐると、3対の石灯篭が並んでおります。
四の鳥居。
四の鳥居にも「山王宮」の神額が掛かります。
左の柱には宝暦元年(1751年)建立の刻銘が入ります。
拝殿。
そして拝殿前では狛犬さんが迎えてくれます。
昭和9年(1934年)9月生まれの狛犬さんでした。
拝殿の中の様子。
銅板葺き流造の本殿。
手水鉢にも左から文化9年、宝暦8年、宝暦9年の刻銘が入っております。
境内社。
八坂神社の額。
境内社の前にも一対の狛犬さんが守護しておりました。
建立年等は不明で、だいぶ風化が進んでいるようです。
鳥居の数と石灯篭の数などから、おそらく神社合祀によって集められたそれぞれの神社の鳥居と石灯篭が、そのまま一緒に奉納されたものではないかと思われます。
やはり昔の人も鳥居や石灯篭、狛犬などを無暗に廃棄するようなことはしなかったのでしょうね。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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