こちらの弁財天乙護社は、JR唐津線小城駅の東北東およそ5kmの距離、佐賀県佐賀市大和町大字川上大久保地区に鎮座されます。
県道48号佐賀外環状線の中極バイパス「山王北」交差点から東へ1.2km、信号機付き交差点を左折して北へ150mほど進んだところにある最初の四つ角を右へ曲がりおよそ100m、左側の住宅地の奥に位置します。
周囲よりも50cmほど高くなった境内には2基の鳥居が建立されており、それぞれ「弁財天・天満宮」と「辨財天乙護社」の神額が掛かっております。境内奥には大きめの肥前狛犬と昭和生まれの砥川型岩乗り狛犬が、唐破風付き入母屋造りの拝殿と流造の本殿を守護しております。
佐賀市の資料によると、乙護社の祭神は乙護法善神で天竺(印度)の主、徳善大王の十五番目の王子とあり、その乙護法善神を祀ったのが大願寺の乙護社で、こちらの大久保にあるのは弁財天乙護社となっているとあります。
イオン佐賀大和店からの帰り道、佐賀市大和町の「花しょうぶ園」の先の右側に神社の記号があるのをカーナビで見つけました。
何か思いもよらない巡り合いがあるかも知れない…。
私の中にふつふつと行ってみたいという欲求が湧き出しますw
お刺身も買っていたので長居はできないのですが、天気も曇天で日差しもなかったためどうしても気になったので、マーちゃんに許しをもらいちょっとだけ寄ってみることにしました。
カーナビの鳥居の記号を目指して進んで行くと、家が密集する住宅街の中へと進んで行く。
ホントに有るのか?
と思った瞬間、車窓の左側に灯篭が。そしてその先に鳥居らしきものが見えました。
駐車場はなさそうなので、近くの空き地に車を停めて参拝させていただくことにいたします。
一の台輪鳥居には「弁財天天満宮」の神額が掛かります。
その一の鳥居からは、あまり間を置かずに二の台輪鳥居が立っていました。
その二の鳥居には「弁財天乙護社」の神額が掛かっておりましたが、おそらく銘時代末期の神社合祀によっていくつかの神社が合祀されたものだと思われます。
鎮座地は佐賀市大和町大字川上大久保地区の町なか、民家の間の参道入口には石灯篭が立っております。
あっ!!
肥前狛犬じゃん~♬
まったく思いもしなかったので、これはとってもラッキーですw
いつ見てもとぼけた顔をしてじゅつにユニークですよねw
しっかりした造りと大きさで、しかもしっかりと台座に固定されているのでこれなら夜間でも盗難の心配もなさそうです。
拝殿前には体型の大きさの割には大きな顔の岩狛さんが私たちを待っていました。
いつも見ている狛犬さんとちょっと違うのは、顔の向きが参拝者に睨みを利かす風でもなくお互いの顔を見ているような角度だったことかな。
昭和7年(1932年)生まれで、「石工 川上村中極 森永一郎次」の銘が刻んでありました。
拝殿。
拝殿の唐破風向拝の下では、しっかりと獅子が睨みを利かしていました。
幣殿と本殿。
「梅ノ森稲荷大明神」。
御堂と境内の様子。地域の子どもたちの遊び場になっているようです。
こういうところが田舎のいいところですよね♪
「立正安国」と「平和塔」。
場所は佐賀市大和町大字川上大久保、花しょうぶ園と大和特別支援学校のちょうど中間あたりに鎮座されておりました。
今は住宅街の中に鎮座されておりますが、いうならば神社の周りに家が建っていったというのが本当なのかもしれませんね。
何にしても、今日はラッキーな巡り合いができて本当に良かったです!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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