こちらの天満宮はJR長崎本線伊賀屋駅の西北西およそ1.6kmの距離、佐賀県佐賀市金立町薬師丸下九郎地区に鎮座されます。
県道51号佐賀背振線、伊賀屋踏切の先に鎮座する伊賀屋天満神社の前を西へ、クリークが網の目のように張り巡らされた田圃の中の道を1kmほど行った集落の中に位置しています。
神社入口に石灯篭と鳥居が建立され、そこから社殿まで三尺幅の参道が真っ直ぐに伸びており、途中に立っている御神木の大楠はその存在感を示し、境内には砥川型の岩乗り狛犬が守護する入母屋造りの拝殿と切妻造りの本殿覆屋が建立されています。
境内の右側には地域の子どもたちのために設けられた遊具があり、この古社が地域の皆さんの暮らしにしっかり根付いていることがうかがえます。御祭神は菅原道真公と思われますが、案内がなく由緒沿革については不明です。
社頭。
石枠で仕切られた三尺幅の参道が正面の社殿まで続いており、神社入口には石灯篭一対と台輪鳥居が奉納されています。
鳥居には「天満宮」の神額が掛かります。
金属屋根の入母屋造りの拝殿。
拝殿前には砥川型の岩乗り狛犬さんが奉納されています。
砥川型の狛犬の典型ともいえる体型と表情をした岩狛さんで、前肢を掛けた前立岩には牡丹の花の彫刻が施されています。
左の台座に「明治十二年 吉祥日 己卯十二月」、右の台座に「西河 石工 馬場嘉七」の刻銘が入ります。
向拝下の様子。「天満宮」の社号額が掛かります。
拝殿の中の様子。
本殿覆屋。こちらも金属屋根にリフォームされています。
御仏堂。
四地蔵。
手水鉢。
境内入口の右側に祭祀されている猿田彦大神。
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