こちらの八天宮は、JR九州西九州新幹線武雄温泉駅から南西に6.4kmほど離れた、佐賀県武雄市西川登町大字神六高瀬地区に鎮座されます。
嬉野市と武雄市山内町を結ぶ県道45号線沿いに点在する、高瀬集落の中央付近にある小丘の上に位置しており、県道から東に少し入ると短い芝生の参道が北の丘の方へと伸びています。
きれいに刈られた芝の参道を上ると、途中に龍が彫られた幟杭が打たれ、上りあがった先の境内入口には真新しい石灯籠一対が奉納され、境内の奥に開放的な入母屋造の拝殿が建立されています。
拝殿には「八天宮」の社号額が掛けられ、その下に御祭神の神武天皇座像が安置されており、天井には天井画が描かれていますが所々剥がれ色褪せています。
拝殿の東側には上の方へと続く山道があり、所どころ角材で仕切られた階段を上っていくと、やがて二段に組まれた石垣の上に本殿石祠が建立されています。
偶然居合わせた集落のお年寄りの話によると、まだ新しい本殿石祠は地元の有志の方が寄贈されたもので、本殿は老朽化により取り壊されたということでした。おそらく拝殿奥に祀られている神武天皇座像がその本殿に安置されていたのではないかと思われます。

参道入口。
芝が植えられており、短く刈られきれいに手入れされています。

参道途中に奉納されている幟杭。
幟杭には龍の彫刻が施されています。

裏側に「大正三年十二月十五日建立」の刻銘が入ります。

境内入口にはまだ新しい石灯籠一対が奉納されています。

吹き抜けの開放的な入母屋造の拝殿。

訪問した時には地元の皆さんが集まって女子会をしておられました。

拝殿に掲げられた「八天宮」の社号額。

天井には天井絵が描かれていますが、仕方がないことではありますが色は褪せ、所どころ剥がれたところもあります。

御祭神の神武天皇の座像と思われます。

手水盤。

お役目を終えた先代の石灯籠でしょうか。

拝殿の東側には上の方に伸びる山道があります。

切り開かれた木立の中を山道が続きます。

上りやすいように所どころ角材が置かれ、階段状になっています。

上り詰めたところにポツンと石祠があります。

二段に積まれた石垣の上に、比較的新しい「八天宮」と刻まれた本殿石祠が建立されています。
地元のお年寄りにお話を伺ったところ、ここにあった本殿は老朽化のために取り壊されたそうで、この本殿石祠は有志の方が寄贈されたとのことでした。
偶然ではありましたが、参拝に訪れたときは拝殿の中で集落のお年寄り4人の方が女子会をしておられました。
氏子の皆さんがずっと大切にお祭りされてきた古社は、日常から地元の方の心のよりどころとして親しまれていることを改めて知ることができました。
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