こちらの香椎神社はJR長崎本線久保田駅の南東およそ1.1kmほどの距離、佐賀県佐賀市久保田町大字徳万地区の町なかに鎮座されます。
国道34号線三日月町五条交差点を南、県道48号佐賀外環状線を道なりに2kmほどの徳万交差点の西側にある商業施設の裏側に位置しております。
境内入口には慶長11年12月建立の二の肥前鳥居が立ち、鳥居をくぐり神橋の太鼓橋を渡ると重要文化財の神門が建ち、朱色に塗られた唐破風付き入母屋造りの拝殿を安政5年5月建立の砥川型岩乗り狛犬が守護しております。
安元3年(1177)ごろに、地頭の窪田因幡守藤原利常が久保田村矢櫃の森という所に創建したが、天明ごろに現在地に社地替えとなったと伝えられています。
参道入口に立つ一の台輪鳥居。
一の鳥居の左側に祀られている馬頭観音。
境内入口に建立された二の肥前鳥居。笠木と島木に貫は三本継ぎだが柱は二本継ぎとなっています。
二本継ぎの柱の肥前鳥居というのはこれまでにもありましたが、どれも小型の肥前鳥居でこの規模の大きさのものでは珍しいです。
「香椎神社」の神額。
慶長11年12月建立の刻銘が入ります。龍造寺政家がお家の安泰を祈願して建立したとされます。
神橋の太鼓橋。
神門。
佐賀県重要文化財の「四脚門」。自然石を用いた基石に角柱を建て、その柱に頭貫を通し、三斗と実肘木を組みその上に桁を置いた簡単な構架となっているが、桃山時代の華麗豪壮の余風が見られます。
手水舎。
唐破風付き入母屋造りの拝殿。
拝殿前を守護する岩乗り狛犬。
やっぱりこの頃の砥川型の岩狛さんはいいですね。
「安政五年戊午五月吉日 徳万町 江口平兵衛」の刻銘が入ります。
拝殿の中の様子。
天井絵。
銅板葺き流造の本殿。祭神は神功皇后・応神天皇・住吉神。
土俵。
天満神社。
玉垣を巡らせた中に建立された石祠。
稲荷神社。
末社。
石祠群。
御神木。
一の鳥居の先で参道が無くなっています。昔はその先に下宮があったようなんですが、圃場整備でなくなったのだそうです。
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