こちらの八幡宮は、JR長崎本線吉野ヶ里公園駅の南東およそ5km、佐賀県三養基郡みやき町大字寄人字和泉地区のほぼ中央に鎮座されております。
国道264号線の「六田」交差点を南に、県道211号市武諸富線を道なりに250mほど行ったところにある和泉農村公園の東側、みやき町立三根西小学校からは北へ200ｍほどのところに位置します。
東側の公園と県道に挟まれた境内は道路に沿うような形で南北に細長く、南側の参道入口に注連柱と石灯篭に鳥居が建立され、境内奥に築後型の狛犬が守護する入母屋造りの拝殿と流造の本殿が建立されています。
御祭神は応神天皇かと思われますが、案内がなく由緒等については不明です。
境内入口に立つ鳥居。
鳥居に掛かる「八幡宮」の神額。
拝殿。
そして拝殿前の狛犬さん。
筋肉隆々で三頭身のこの狛犬さんは、おそらく初めてお目にかかるタイプの狛犬さんです。調べてみると、どうやら筑後型と呼ばれている狛犬さんでした。
筑後型というのは、佐賀県との境に隣接している福岡県久留米市を本拠地としていた石工グループの制作していた狛犬で、その特徴を見てみると肉付きが良くて大柄な狛犬ということが言えそうです。
大正11年11月生まれの狛犬さんでした。
拝殿の中の様子。
瓦葺き流造の本殿。
仏堂と石祠。
こちらの八幡宮は道路と公園に挟まれた細長い神社で、そのおかげもあってかとても開放的な古社でした。
こちらでは初めてお目にかかる築後型の狛犬さんと出会えたのですが、そもそも別の神社を探していて見つけた神社で、思わぬ出会いだったのでかなり嬉しかったですｗ
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