こちらの山神社は、JR唐津線厳木駅の南南西およそ4.2kmの距離、佐賀県唐津市厳木町瀬戸木場地区に鎮座されます。
国道203号線の厳木多久有料道路を牧瀬ICで降り、県道350号線の厳木中学校の南の「牧瀬交差点」から西へ入った伊万里市、武雄市、多久市に跨る八幡岳の中腹、標高695mの女山の北の山間の集落の中に位置します。
集落の中央付近にある瀬戸木場公民館を通り過ぎ、村はずれの大きなカーブに差し掛かったところに一の鳥居が建立され、畑の間に延びる参道の先には時代を感じさせる二の鳥居が奉納されています。
まさに村の鎮守の神様という感じで、二の鳥居をくぐって八幡岳の湧き水が流れる小川に架かる神橋を渡ると、女山を背にして入母屋造りの拝殿と流造の本殿が建立されています。御祭神は大山津見神と思われますが、案内板がなく由緒沿革等については不明です。
道路わきに立つ参道入口の一の鳥居。
昭和18年12月建立の鳥居に掛かる「山神社」の神額。
注連柱と常夜灯に、続き年季の入った二の鳥居が立っております。
二の鳥居に掛かるのは「山神宮」の神額。
小川に架かる神橋。
神池。
神橋を渡ると飛び石が敷かれた参道が続き、その先に瓦葺き入母屋造りの拝殿があります。
拝殿。
拝殿の中の様子。
流造の本殿。
境内の左側にある石祠群。
山神社改築記念碑。
今回は厳木町から登って来ましたが、こちらは多久市西多久町板屋地区からも来ることができます。
さて、山間の集落に鎮座される古社を参拝させていただいて思うことは、やはり氏子さんの信心がとっても深いんだろうなということですね。
どこの神社も本当に綺麗に清掃されていて、生花だったり榊だったりが供えてあり、こんな山深いところにどうやって来ているのだろうと感心させられることも度々です。
でも、過疎化が進み、若い人がどんどん生まれた土地から離れていくこの時代、こうしたお世話はどなたがするのだろうかと不安にもなります。どうか杞憂に終わればいいのですが…
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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