こちらの天満宮はJR長崎本線佐賀駅の南南東およそ8kmの距離、佐賀県佐賀市川副町大字西古賀鰡江(しくつえ)に鎮座されます。
国道208号線の「新郷本町」交差点を南下し、県道48号佐賀外環状線の「川副福富」交差点からさらに500mほど南に進んだ西側の田圃の中に作られた鎮守の森の中に位置します。
鳥居は比較的新しそうに見えるのですが、残念ながら「天満宮」の神額は上の部分が欠けてしまっています。
境内の左側は公園になっており、北側には大正4年生まれの狛犬が守護する入母屋造りの拝殿と並列に祀られた流造の本殿が建立されています。
この鳥居には「転び」が見られません。「転び」とは、いわゆる柱が踏ん張ったように外側に角度を付けることですが、この鳥居はほぼ真っすぐに立っています。
やはり柱には「天満宮」の刻銘がありました。
社殿。
そして狛犬さんです。
蹲踞型の狛犬さんは前脚も太く、筋肉質の後ろ脚と後ろから見たときの背中がとても逞しく、鬣もじつに立派でほれぼれします。私的にはお気に入りの狛犬さんの一つになりそうですw
阿形の方は口に玉を咥えています。
大正4年10月10日生まれの狛犬さんは石工の徳永次吉さんの制作でした。
鹿江村とありますので、同じ川副町内のお隣の村の石工さんが造られたようですね。
流造の本殿は並列になっております。
明治末期の神社合祀によって近隣神社の合祀が進んだせいなのでしょうか、本殿の後ろに回ると他にもたくさんの石祠と末社が祀られていました。
集められた石祠と末社群。
地蔵。
神社の隣は「鰡江農村公園」との表示があります。それと御神木です。
隣が公園になっているせいかもしれませんが、樹々に囲まれているにもかかわらず境内は明るく、とても開放的な神社でした。
山間部の神社はどうしても暗いイメージが付きまとうので、日が短い冬の季節に行くのはちょっと抵抗があります。
山間部を攻めるのはもう少し暖かくなってからにするとして、しばらくは平野部を巡ることにしようかなw
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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