こちらの大山祇神社は、JR唐津線山本駅から西方およそ4.8kmの距離、唐津市立北波多小学校からは北東に2kmほどにある山間部の集落、佐賀県唐津市北波多成淵地区に鎮座されております。
国道202号線の「徳須恵上」交差点から西に、県道50号唐津北波多線を唐津市竹木場方面に3kmほど進んだ町外れ、集落を分けるように流れる田中川の北側の小山の上に位置しています。
現在は西九州自動車道唐津伊万里道路が整備されましたので、北波多ICからですと1kmちょっとという距離になるのでこちらの方が分かりやすいかもしれません。
境内へと向かう石段参道前に二基の鳥居が建立され、手すりが設けられた急な階段を上ると境内の奥に胸ほどの高さの石垣が組まれ、その上に入母屋造り切妻入りの拝殿と流造の本殿が建立されています。
案内がなく御祭神や由緒等については不明ですが、境内の西側にある大きな舞台も綺麗に整備されており、社頭に整備された藤棚からも地域の住民の方の崇敬を集めて来た氏神様であろうと思います。
社頭。
参道入口に立つ一の鳥居。
鳥居に掛かるのは「大山祇神社」の神額。
石段参道前の二の鳥居。
二の鳥居には「大山祇社」の神額が掛かります。
文政4年(1821年)建立の鳥居でした。
石段参道の右側には手すりが設けてあります。
入母屋造り切妻入りの拝殿。
このブログを立ち上げてからけっこうな数の神社を参拝してきましたが、この造りの拝殿を参拝するのはおそらく初めてではないでしょうか。
拝殿の中の様子。
銅板葺き流造の本殿。
御堂。
老朽化したり荒れ果てた御堂が多い中、綺麗に葺き直された瓦がじつに美しい綺麗な御堂を見るだけで、成渕地区の氏子の皆さんの気持ちが現れているのが見て取れます。
土俵。昔は奉納相撲が行われていたのでしょうね。
境内入口の藤棚。
こちらの大山祇神社には狛犬さんはいませんでしたが、入母屋造りの切妻入りという初めてお目にかかる拝殿と巡り合うことができました。
画像の紹介記事にも書きましたが、老朽化した拝殿の改築というのは多くのところで見てきました。しかし、老朽化した御堂を手直ししておられるところはほとんど見かけません。
でもこちらの御堂の瓦が綺麗に葺き替えられていました。それがちょっと意外だったけど、ちょっと嬉しくもありました。
今年は藤の季節は終わっていましたが、藤の花が綺麗な時期にまた参拝したいものです♪
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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