こちらの西ノ原大明神は、多久聖廟の南西約2キロほどのところに鎮座されています。
佐賀県多久市多久町西の原地区の住宅地から、南の山手の方に入ることになり道案内が難しいのですが、佐賀県道24号武雄多久線の市立病院前交差点から南に入ったところにある西渓公園から行く方が、道に迷わなくていいかもしれませんね。
西渓公園の駐車場から西に向かうとすぐに1つ目の4つ角がありますが、次の2つ目の4つ角を南に700メートルほど山手に向かって車を走らせると鳥居が見えてきます。
同じく、武雄多久線の西多久分岐の交差点から600メートルほどのところにある「slow cafe(すろうかふぇ)」から東に入ると、最初の分かれ道を左折して突き当りを右折したら400メートルほどのところになります。
こちらが鳥居です。こちらを上れば境内ですが、このまま先に進むと境内の駐車場まで行けます。
鳥居には神仏習合の名残でしょう、「西原大明神」の神額が掛かっております。
天保12年2月に建立の刻銘がありますが、残念ながらこちらの鳥居は平成8年12月に再建された鳥居でした。
参道階段。
拝殿。
鎮座地 佐賀県多久市多久町2638
御祭神 養心院(7代目邑主多久茂尭の娘林姫)
御利益 安産祈願
1837年10代領主多久茂澄が7代領主茂堯の娘・林姫の霊を供養するために創建。悲恋の末、非業の死を遂げた林姫の死後、多久家では70年間凶事が絶えなかった。
多久市資料「多久の主な地域資源」より
茂澄が京都から日蓮宗の日護上人を招き祈祷をすると林姫の霊が現れ「未だ成仏できずにいるので堂を建て、法華経勧進にて祭祀してくれれば多久家の興隆と一般妊婦の安産を守護する」と告げたことから林姫の遺骨を一字一石経とともに埋葬し西の原大明神として祭祀した。
安産の神様として県内外から訪れる人が多い。祭事は4月19日に行われる。
悲しいお話が残っていました。
境内の様子。
西ノ原大明神の左にあるのは「等覚寺」です。
因みに、GoogleMapで「等覚寺」と検索してもヒットしません。それほど西ノ原大明神の方がメジャーということなのでしょうか。
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