こちらの天満宮はJR唐津線小城駅の北北東およそ4.5ｋｍの距離、長崎自動車道小城スマートICの北にある全国名水百選の一つ、清水川の上流にある清水の滝から南の山間の集落、佐賀県小城市小城町松尾原田地区に鎮座されます。
佐賀市との境界にそびえる高取山の西麓に当たり、県道267号松尾佐賀停車場線の大きくカーブした道路沿いに位置し、境内入口左右には仏像や石塔が配置され、境内入口には天明年間造立の鳥居が石段参道を跨ぐように奉納されています。
石段を上がると、庭木が茂る狭い境内の左右に一対の石灯籠が奉納され、眼前にはリフォームされた入母屋造の拝殿が雑木林を背にして建立されており、加賀梅鉢の紋幕が掛かる本殿に菅原道真公座像の石祠が祭祀されています。
拝殿の右側には「小城新四国第四十八番 本尊 十一面観世音」を祭るお堂があり、神仏習合の名残が色濃く残る古社です。
神社遠景。
佐賀市へと抜ける山間の県道267号松尾佐賀停車場線の、大きくカーブした道路の内側に位置しております。
社頭。
小さいながらも重厚感のある瓦葺入母屋造の拝殿は、アルミサッシでリフォームされとても清潔な感じがします。
境内入口の左側に配置されている仏像群。
境内入口右側に配置されている石塔群。
鳥居に掛かる「天満宮」の神額。
左の柱に「國土安泰 五穀豊穣」の刻銘、右の柱は「天明」の刻銘が確認できます。
社殿奥には加賀梅鉢の紋幕が掛かり、その奥に菅原道真公座像の石祠が祭祀されています。
境内の左側の様子。境内は狭く、民家の庭ほどもありません。
境内の右側の様子。
社殿の右側に建立されているお堂。「小城新四国第七十二番」「小城新四国第四十八番 本尊 十一面観世音」と書かれています。
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