こちらの八天神社上宮はJR長崎本線肥前鹿島駅の南西およそ8kmの距離、佐賀県嬉野市大字谷所鳥越地区の北西にそびえる唐泉山の山頂に鎮座されます。
国道34号線「築城」の交差点から県道41号鹿島嬉野線を鹿島市方面に車を走らせ、鳥越峠の「鳥越トンネル」を抜けると車窓の左側に綺麗な円錐形の形をした「肥前小富士」と呼ばれる唐泉山が姿を現します。
こちらは嬉野市塩田町大字谷所山口に鎮座する「八天神社」の上宮で、聞くところによると登山道は3~4か所ありそうですが、今日は友人の道案内でトンネル付近からの登山道を上がり、八合目辺りにある駐車場まで同乗させてもらいそこから徒歩で頂上を目指しました。
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八天神社上宮の一の台輪鳥居。
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こちらは二の鳥居。
笠木と島木がハッキリと別れており、都で流行している鳥居の流れが採り入れられてはいるものの、柱の部分に肥前鳥居の特徴を色濃く残しています。
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神額の上部が掛けております。
左の柱に「元和元年乙卯八月吉日」の刻銘が入ります。1615年に建立されたものなので、およそ410年前に造立された鳥居です。
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二の鳥居の先に祭祀されている石祠群。
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横にある仏堂。
さて、いよいよ上宮を目指します!
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八合目付近にある駐車場。
道中は結構荒れた道が続き、対向車が来たらアウト、というような細い山道が延々と続いてましたw
ここからは登山道を歩くことになります。
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このような石祠が登山道に3か所ありました。
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ひとつの階段の幅が広い山道の階段を、息も絶え絶えに300段ほど上ったところでやっと頂上が見えてきましたw
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社頭。石段参道を上がると玉垣で囲われた境内です。
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銅板葺き入母屋造りの拝殿。
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手水鉢。流石の味わのある苔の生し方ですw
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拝殿の中の様子。
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本殿石祠。
八天神社は、火之迦具突智大神(ひのかぐつちのおおかみ)と、建速須佐之男大神(たけはやすさのおのおおかみ)という火の神様を御祭神に持つ神社です。
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本殿石祠の側面には「當山宮司 太光坊」の刻銘が確認できます。
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本殿石祠の中の様子。
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本殿石祠を横から。
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上宮の沿革が書かれた碑文。
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本殿も玉垣で囲われています。
拝殿を東側(左)からと西側からを撮影。
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螻蛄羽のところに鬼の顔のような彫刻が施されています。
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境内の東側からは有明海が望めます。友人の話ではここからの朝日がとても綺麗だと言ってました。
数年ほど前までは、この場所には大木が立っていたのでこの光景は見られなかったそうで、その大木が朽ちたために伐採されたことでこの景観が現れたそうです。
自然が風化していくのは寂しいですが、災い転じて福となったと考えたらこれはこれでいいのかもしれませんねw
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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