佐賀県の鹿島市から国道207号線を諫早市に向けて南下して行くと、まもなく左側に「道の駅 鹿島」が見える。
そこから先は、車窓の左側から見えるのはすべて有明海だ。
潮が引いているのか干潟が広がっています。
有明海を左に見ながら走っていると太良町に入ります。そこで目に飛び込んできたのは「道の駅 太良」でした。
道の駅の間隔が近くない?
「道の駅 鹿島」を見てからまだ5分ほどしか経ってないみたいなんだけど…
まあ、いろいろ考えがあってのことなんでしょうね(笑)
さて、「道の駅 太良」をやり過ごして進むと間もなく左側の有明海の中に立つ赤い鳥居が目に入って来ました。
これが大魚神社の海中鳥居です。
入り口を左折すると、観光者用に駐車場が整備してありましたのでそこに駐車します。
陸に一つ、海の中に三つの鳥居が立っています。
今日はあいにく今の時刻は干潮のようで、ずーっと干潟が広がっていました。
佐賀県太良町の幻想的な佇まいの鳥居「大魚神社の海中鳥居」。
— GENIC|ジェニック (@genic_web) January 10, 2021
潮の干満差日本一の有明海に面する太良町は「月の引力が見える町」と呼ばれ、海中鳥居は潮の干満によって表情を変えます。
大魚神社がいつ創立されたのかは不明ですが、海中鳥居が建てられたのは1693年頃。 https://t.co/dpewhOnEZh pic.twitter.com/X0f9kJAYo3
潮が満ちているときはこんな感じです。
じつはこ太良町は満ち潮と引き潮の差が大きいこで有名で、その差が最大6メートルにもなることから「月の引力が見える町」といわれているそうです。
この海中鳥居は、その昔住民たちが悪代官を懲らしめようと、満潮時に沈んでしまう沖ノ島に酔った悪代官を置いてきぼりにしたそうです。
ですが、そこに大魚(ナミウオ)が現れて代官を助けたそうです。
それ以来、悪代官は改心して大魚神社と海中鳥居を建立したとされているそうで、海の守り神として30年ごとに建て替えられていて、今でも豊漁と海の安全の祈願にお参りに来られているそうです。
太良町は竹崎カニと牡蠣が有名で、この海岸線にはカニと牡蠣を食べさせてくれるたくさんのお店が並んでいます。
ぜひ一度、海中鳥居と有明海の海の幸を味わってみられてはいかがでしょうか。
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