八幡神社・天満宮 佐賀県佐賀市東与賀町大字田中上古賀

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佐賀市の神社

こちらの「八幡神社・天満宮」はJR長崎本線佐賀駅の南方およそ6kmの距離、佐賀県佐賀市東与賀町田中上古賀地区に鎮座されます。

県道48号佐賀外環状線「下古賀」交差点の北へ400mほど、県道260号東与賀佐賀線沿線に広がる上古賀集落の西の外れに位置しています。

こちらには八幡神社と天満宮の二つが合祀されており、道路に沿う形で南北に伸びる細長い境内入口に建立された鳥居に、「八幡神社」と「天満神社」が並列に書かれている神額が掛かります。

明治34年に再建され、昭和30年に改築、更に同43年7月の県道拡幅工事でも改築工事を余儀なくされ、やっと今の地に落ち着いたようです。境内には小ぶりではありますが入母屋造りの社殿が建立され、それを明治生まれの砥川型岩乗り狛犬が守護しています。御祭神は応仁天皇と菅原道真公です。

境内入口に奉納されている台輪鳥居。

神額には「八幡神社」と「天満神社」が並列に書かれています。

右の柱には「明治二十五辛辰歳九月吉良日当邑中建之」の刻銘が入ります。

手水鉢。

社殿前には砥川型の岩乗り狛犬が奉納されています。

明治二十二年生まれの砥川型岩乗り狛犬は、洗練された砥川石工の技術が如何なく発揮された躍動感あふれるスタイリッシュな岩狛です。

入母屋造りの社殿。

八幡宮・天満宮(上古賀)
一、鎮座地 佐賀郡東与賀町大字田中字一本杉九六
二、神社名 八幡神社・天満宮
三、祭 神 応仁天皇・菅原道真公
四、社 殿 十二坪
五、境内地 三七三・五五平方メートル
六、由 緒
1 上古賀のお宮は、八幡神社と天満宮の二つの神が合祀されている。明治三十四年に再建されたが、古くなったので昭和三十年五月十五日社殿の改築完工式を挙げた。さらに昭和四十三年七月、その東側を通る県道の拡幅工事のため、やや西側に移動改築をよぎなくされたのである。
2 御神体には、「佐嘉柳町仏師北村儀平作/明治十年三月」とある。改築前の社殿はいつ頃建立されたかは不詳。鳥居の右柱には「明治二十五年辰歳九月吉良日、当邑中建之」とあるので比較的に新しいことが分かる。
3 境内の西側に太神宮の石祠がある。その右側面に「享保十七年八月吉日處立之」と刻まれている。台石には寄進者と見られる横尾千之允・蒲原治兵衛・徳久善蔵・徳久官兵衛・徳久孫等十二名の氏名が刻まれている。
その他境内には一列に並んで、庚申尊神の外三つの祠と、明治二十二年寄進の狛犬一対が向かい合って神殿を守っている。
4 毎年正月五日は村を挙げて大般若会の祈祷を行い、祗園は八月一日、例祭は十一月二十三日(勤労感謝の日)と十二月第二日曜の早朝に行い、老若男女赤飯祭りで賑わう。

“東与賀町史”より引用

社殿の中の様子。

菅原道真公のご神体には「佐嘉柳町仏師北村儀平作 明治十年三月」の刻銘が入っているそうです。

大神宮の石祠(左から二番目)、庚申尊神の石祠(左から三番目)ほか。

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