この肥前狛犬が安置されているのは、小城市の国道から200メートルほど北に入った集落のはずれにあるこんもりした里山の上に鎮座する神社の登り口の、いくつもの石祠の間に挟まれたように一体だけチョコンと座っています。
石祠群のうしろの崖面にはコンクリートが吹付けられており、崖崩れの予防の対策がなされているようです。
工事の際は結構邪魔になったかもしれませんが丁寧に作業されたのでしょう、どれも綺麗な状態で残されているようで工事関係者の方には本当にお礼を言いたいと思います。
石祠群。
大権現と刻まれた石祠の右側に座ってらっしゃいましたw
やはり風化は進んでいますが、そのシルエットはしっかりと肥前狛犬の特徴を残してます。
ちょこんとした鼻と角ばった顔は、なんだか笑っているようにも見えますw
目はまったく分からなくなっていますが、両耳はしっかりと確認することができました。
でもこのような状態では、あと20年も経てばほぼただの石の塊となっていしまうのかもしれませんね。
こういう狛犬さんと巡り合うたびに、そのけなげな姿につい胸が熱くなってしまいます。やっぱり齢をとったせいでしょうねw
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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