こちらの沖ノ森稲荷神社はJR長崎本線江北駅の東方およそ2.7kmの距離、佐賀県杵島郡江北町大字惣領分江口地区の東の外れに鎮座されます。
国道207号線の南側を走る県道339号江北芦刈線の「下砥川永田」交差点を南に入り、道なりに800mほど南下した民家の点在する牛津川のすぐ傍に位置します。
参道入口のクリークに架かる神橋は朱色の塗られ、2基の台輪鳥居と朱色の稲荷鳥居が3基建立されております。
開放的な境内には入母屋造りの拝殿が建立され、拝殿前には神馬と神牛、狛狐が安置されています。
社頭。
一の鳥居。
鳥居には「沖ノ森稲荷神社」の神額が掛かります。
一の鳥居から幟立、二の鳥居と続き、その後に稲荷鳥居3基が間を置かずに続いています。
向拝なしの入母屋造りの拝殿。
拝殿前には神牛と神馬、石灯篭と石祠が参道の両脇に対にして安置されています。
拝殿の中の様子。
銅板葺き流造の本殿。
沿革
当部落の守護神であるこの神社は、我々人類の生存に最も必要で、一日も欠くことのできない五穀の豊穣をつかさどる「倉稲魂(うがのみたま)」を祀った神社であって、
天正十年「一五八二年」に伏見稲荷神社のご分霊を奉祀したものである。当時は牛津川右岸の河口にあって、湖上その南は遠く雲仙岳を望む広ぼうとした有明海に面していたので名稱は沖ノ森稲荷神社と稱し、砥川上宮八幡神社の末社として祭祀されたものである。ー後略ー
砥川上宮八幡神社とは、おそらく「内砥川八幡神社(上宮) 」のことではないかと思われます。直線距離にして3Km弱しか離れていません。
狛狐。
猿田彦大神の石祠。
御神木のクスノキ。
境内東側に祭祀されている石祠群。
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