こちらの加茂神社は、JR筑肥線浜崎駅の東方およそ8kmの距離の佐賀県唐津市七山滝川地区、国道323号線「滝川」交差点から県道276号七山厳木線を南に行った旧七山小学校グランドの向かい側を流れる仁部川の西側に鎮座されます。
鎮守の森の中には人の高さほどの石垣が形成されており、石段参道の前と境内入口にそれぞれ鳥居が奉納され、境内には狛犬灯籠と昭和生まれの唐津型狛犬が守護する入母屋造の拝殿と本殿鞘堂が建立されています。
拝殿並びに本殿鞘堂は再建されたものだと思われますが、案内がなく御祭神や由緒沿革等については不明です。鳥居の神額からは神仏習合の名残が窺えるお社です。
社頭。入口の幟杭には幟竿が据え付けられています。
入口の石段参道に建立されている一の鳥居。
鳥居に掛かる神額は「岩屋宮」。
右の柱には「宝暦二壬申年三月吉日 庄屋 富田久七良勝」の刻銘が入ります。
境内入口の二の鳥居。
こちらには「木浦大明神」の神額が掛かります。
左の柱に「施主惣氏子中」、右の柱に「安永二癸巳歳九月吉辰日」の刻銘が入ります。
境内の様子。
笠石に狛犬が載る石灯篭と蹲踞の狛犬が奉納されています。
吽形は逆立ち(左)、阿形は立ち上がり(右)。
拝殿前に奉納されている昭和十五年造立の唐津型狛犬。
阿形は左前肢に玉、吽形は右の前肢に玉を抱いています。
同じく拝殿前の神牛。
瓦葺き入母屋造の拝殿。
拝殿の中の様子。
入母屋造の本殿鞘堂。
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