今回ご紹介する白山神社は、玄海エネルギーパークから直線距離にして南東におよそ3kmほどのところにある、佐賀県東松浦郡玄海町値賀川内の集落の中央付近に鎮座されております。
肥前石工の3つの集団の一つである、値賀石工の本拠地となったところがこちらの白山神社が鎮座される値賀川内地区です。
国道204号線玄海町今村の「中通り」交差点を東、「志礼川」沿いに山間の集落を約3kmほど行くと、やがて値賀川内の集落の左手の幅の広い歩道に4本の注連柱が立つ立派な石垣が現れます。
参道入口の石垣の右手には「石工の里」の石碑が立てられており、名護屋城の築城の際に総棟梁として指揮を執った砥川石工の徳永九郎左衛門さんがその祖となったと記されています。
さすが値賀石工の里で、神社の中には3対の狛犬のほか境内社の前にも肥前狛犬をはじめ2対の狛犬がいました。
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社頭。
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「石工の里」の石碑。
そして参道入口を守護する狛犬さん。
立尾立ち耳の躍動感溢れる狛犬さんですが、ちょっと頭でっかちの幼児体型の岩狛さんでした。
阿形は大きな球を抱えています。
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昭和15年11月生まれの狛犬さんでした。
石段参道途中にある飛び狛さんが乗る石灯篭。
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一の明神鳥居。
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鳥居に掛かるのは「白山宮」の神額。
そして鳥居前にも狛犬さんがいました。
阿吽の位置が通常とは逆で、どちらにも角があるのが分かります。
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吽形の台座の後ろには折れた尾が置かれていました。
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天保3年(1832年)12月生まれの狛犬さんでした。
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二の鳥居。
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二の鳥居にも「白山宮」の神額が掛かる。
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この最後の石段を上がれば拝殿です。
そして拝殿前の狛犬さん。こちらも左に阿形で右に吽形と、通常とは逆の配置になっております。
阿形には「文化三年丙寅十二月」、吽形には「徳永唯治」の刻銘が入っていました。
なんとなく愛嬌のある狛犬さんで、右の吽形の方はまるでトイプードルみたいですw
お尻も可愛い♪
境内の隅っこにいた一体だけの狛犬さんですが、なんとなくはじめちゃん(はじめ狛犬)のような風貌に見えます。
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拝殿の中の様子。
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境内社の「天満宮」の鳥居。
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左側に石段参道が伸びております。
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石祠。左から「金毘羅大権現」「太神宮」「生目八幡大神」。
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稲荷社。
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境内社。
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「生目八幡神」。
構えの一対の狛犬が守護しています。
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こちらの天満宮の石祠前にも一対。
前脚が胴から分離されて彫られているので、おそらく肥前狛犬の進化系の「はじめ狛犬」ではないかと思われます。
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よく見ると、社の右手にチョコンと顔を覗かせている狛犬ちゃんがいます。
これは間違いなく肥前狛犬ちゃんですねw
でも一体だけしか確認できませんでした。
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境内脇にはたくさんの石灯篭が並んでいました。
手水鉢の台座が狛犬になっています。
これで境内を全て回りましたが、さすが値賀石工の里ですね、見ごたえのある狛犬さんが何対もいらっしゃいました。
まったくの素人の私ですが、こちらの地域の狛犬さんと小城市の狛犬さんとは、やはり作風が違うなと感じます。
値賀石工さんが製作したいろんな狛犬さんをもっと見てみたいですね。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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コメント
いつも更新を楽しみにしています。こちらは来月にまわるところに入っています♡今から楽しみで仕方ありません♪♪♪
いつもありがとうございます。
そうですね、6月に九州入りでしたね!
こちらは狛犬好きな人ならきっと楽しめると思いますよw
どうぞいい旅を♪