こちらの若宮神社はJR長崎本線佐賀駅の南東およそ9kmの距離、佐賀県佐賀市諸富町大字徳富徳富二区に鎮座されます。
佐賀市の公式ホームページを見ていると、佐賀市指定の重要文化財で高さが211センチメートルの肥前鳥居があり、「高さが211センチメートルって低すぎじゃない?」という思いがどんどん強くなり、どうしてもこの目で見てみたいということで参拝した神社です。
福岡県大川市との県境近く、県道48号佐賀外環状線の上大津の交差点を東に曲がり、県道19号諸冨西島線を1㎞ほど行ったところにある西覚寺の南側、味の素株式会社九州工場の北側の徳富二区の集落の中央付近に位置しています。
路地との境がない開放的な境内の入り口に、コンクリートで舗装された三尺幅の参道が社殿へ向かって建立され、入口から二メートルほどの場所に参道を跨ぐようにかの肥前鳥居が奉納されています。
実際に見ると想像していた以上に背丈が低く、貫の部分は笠木の部分よりも三十センチは低くなるのでもっと低くなり、昔の人の身長がいかに低かったのかがよくわかります。
腰を折り鳥居をくぐった先に、おそらく建て替えられたものであろう切妻造り妻入りの社殿が建立されており、その前には狛犬ではなく一対の蘇鉄が植えられていました。案内がなく御祭神や由緒等については不明です。
境内の遠景。
こちらがその高さが211センチメートルの肥前鳥居ですが、造立年は不明です。
今回参拝させていただいて感じたのは、昔の人ってやっぱり小さかったのかなってことです。
鳥居をくぐるときは、ホントに前かがみにならないと通れませんでしたからw
肥前鳥居には「若宮神社」の神額が掛かります。
肥前鳥居の説明が書かれたモニュメント。
鎮座地 佐賀県佐賀市諸富町大字徳富1202
御祭神・御由緒については案内板がなく不明
神殿。
残念ながら、こちらの若宮神社には狛犬さんの姿はありませんでした。
境内の様子。
背丈の低いこの肥前鳥居は、一目見ただけですぐにそれとわかるフォルムだったのですが、見た瞬間にあの可愛らしい肥前狛犬の姿も浮かんできました。
やはり肥前鳥居も肥前狛犬も、肥前石工が作った独創的な芸術作品なんだなぁってこの時つくづく思ったのは事実です。
さて、次はどんな神社に行くことになるのでしょうか。
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