こちらの天満神社はJR長崎本線伊賀屋駅から北北東に2kmほど離れた、佐賀県佐賀市久保泉町大字下和泉地区下一番組集落の東の外れに鎮座されます。
県道48号佐賀外環状線「下和泉」の信号から東に1kmほど、田圃の中を南北に走る道路を北に400mほど行くと、道路沿いにポッカリと浮かぶ鎮守の森の中に位置しています。
鳥居をくぐり、水無川に架けられた神橋を渡ると、開放的な境内に吹き抜けの入母屋造の拝殿と、菅原道真公の御神体が祀られる本殿覆屋が建立されており、砥川型の岩乗り狛犬がそれらを守護しています。


境内入口に建立された台輪鳥居。

「天満宮」の神額が掛かります。
左の柱には「佐嘉郡尾崎邑氏子若中」、右の柱には「□□□□□五月吉旦」の刻銘が確認できます。

水無川に架けられたアーチ形の石橋。

吹き抜けの入母屋造の拝殿。神橋から拝殿までは二尺幅の石畳の参道が築かれています。

先代の狛犬なのでしょうか、幟杭の向こう側に手水鉢を挟んで安置されています。
そしてこちらが拝殿前に奉納された砥川型の岩乗り狛犬です。
岩が脆かったのかしれませんが、阿形の方は顎の部分が欠落しています。
こうした阿形の顎の欠落を防ぐためなのか、明治以降は上顎と下顎を牙で繋いでいる狛犬さんが多く見られます。

「文政九丙戌 十一月吉祥日」の刻銘が入ります。

拝殿の中の様子。

本殿正面。
貫には獅子の彫刻が施されています。

本殿には菅原道真公の御神体が祀られています。
本殿覆屋。

境内脇に祀られている石仏群。

「稲荷大明神」の石祠ほか。

御神木。

「英彦山権現」の石祠。

境内の様子。
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