肥前狛犬 小城市 その9

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小城市の神社

この肥前狛犬は、小城市のとある集落にある寺院の本堂西側に祭祀されている社殿の本殿前に安置されています。

佐賀の名峰天山山麓に位置し、寺院の本殿を通り過ぎて西側の雑木林のへ向かうと、一段高くなった場所に切妻造妻入りのお堂のような建物と、その裏側には流造の社殿が建立されています。

社殿の前には、中に祭られている仏像を守護するかのように一対の肥前狛犬が奉納されています。前肢は直立し、前に投げ出すような後肢は前肢にまでに伸びており、前肢と後肢は刳り抜かれていないもののその造形はしっかりとしていることから、おそらく後期の肥前狛犬であろうと思われます。

その顔立ちはフレンチブルドッグを思わせ、垂れた耳と顎の周りの弛んだ皮膚が愛くるしさを醸しています。向かって左側に阿形、右側に吽形と通常とは逆に配置されていました。

境内の西側の山際に建立されている拝殿。

その裏側には銅板葺き流造の本殿が建立されています。

本殿の中に祭られている仏像。

本殿の階段前には一対の肥前狛犬が奉納されています。

意図的に配置されているのか向かって左側に阿形、右側に吽形が配置されています。

直立した前肢に投げ出すように出した後肢が繋がっています。前肢と後肢は刳り抜かれていないものの、しっかりした造形が後期の肥前狛犬の特徴を備えています。

お社の横ではシイの巨木が見守っています。

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