唐津市の名所や観光地を地元の人に聞けば、おそらく3本の指に入るくらいに鏡山の名前は出てくるはずでしょう。
私が子どものころも、修学旅行の時はこの鏡山は必ず候補地になっていました。いや、佐賀県だけではなく近隣の県でもけっこうメジャーな修学旅行先になってたんじゃないかな。
鏡山の頂上の展望所からは唐津湾が一望できて、唐津城を真ん中に両側に翼を広げたような虹ノ松原が延々と続く様はなんとも言いようがないほど美しく、別名が舞鶴城と言われるのも納得できますね。
さて、そんな風光明媚なところなんですが、こっそりと祀られている道祖神があるのを私は知りました。
道祖神というのは、村境や峠などにあって外から疫病や悪霊が入り込むのを防いでくれる神様のことです。ほかにも縁結びの神様や、子宝の神様などの自然石や像のことです。
先日行った、「太閤一里塚」もその道祖神です。
「鏡山道祖神」。
案内板もありませんし、もちろん道しるべもないので、地元の人でもこの道祖神があることを知らない人って案外多いのではないでしょうか。
鏡山道祖神とはいわゆる陰陽石のことで、男性のシンボルと女性のあそこの部分を石でかたどったものです。
今日初めて訪れたので、道しるべとしてここに残しておきたいと思います。
せっかく来たのなら、見らずして帰るのはもったいないというものです。是非ともご覧になって帰っていただきたいと思います。
さて、まず鏡山の山頂の駐車場に車を停めたら、トイレの右側の道を山頂に向かって進みます↓
トイレの横を通って上の道路に抜けると「愛染院」の社が見えるので、その「愛染院」の右側の道を進んで行きます↓
するとすぐに分かれ道があります↓
下の画像のすぐ右手には「鏡山バーベキュー&ホテル」の建物がありますが、どうやら現在は営業していないようです。
ここで注意です!!
私はスマホのグーグルマップで「鏡山道祖神」を入力していたのですが、グーグルは右側の道をナビゲートしてくれます。
こちらは自動車も通るようなメインの道路で、一見すると間違いなさそうですが結果は大きく迂回することになり、最後は急な山道を這い上がることになります。
歩いていくなら左側の道を行きましょう。(上の画像の林に続く細い道です)
すると20メートルほど歩くとすぐ、左側に「鏡山道祖神」が厳かに出現します(笑)
立派な…その、ナニがそびえ立ってます。
そしてよく見ると、その見事なイチモツの付け根のところになにやら怪しげなものが…
これはもしかして…
もしかしてだけどぉ♬(どぶろっく風に)もしかしてだけどぉ♬ これえって、女性いのぉアソコなんじゃないの~♬ そういうことだろ‼
はい、どう見てもそうです。
きっと子宝の神様なんでしょうね。
後ろ側に回ってみるとそこには3体の道祖神が…
どちらかというと、こちらが道祖神というような感じにも見えますが、どうなんでしょう。
画像の左手にもやや小ぶりな道祖神様もあります。
こちらは女性のあの部分でしょうか、石のくぼみにはお賽銭がこれでもかというくらいにねじ込まれていました。
きっと不妊で悩んでおられる方や、妊活をしておられるご夫婦が祈願に来ているんでしょうね。
傍にある石碑です。
道祖神の由来
道祖神は日本における原始神の一つである巨石をもって徴され…(中略)
特に家庭円満の基礎は夫婦(男女)の営みの成功(性交)に依るものであり勢力の限りを尽して努力し打てし止まぬ不屈の行為が子供(金)を生み出す力となり子孫繁栄をもたらす原動力となり商売繁盛の道しるべとされた
石碑より
と書いてありました。
商売繁盛も子孫繁栄も、やっぱり夫婦円満が基本だということでしょうか(笑)
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