こちらの米ノ隈天満神社はJR唐津線小城駅のおよそ2.7km、多久市との市境に立つ標高158mの峰山の北の山裾の集落、佐賀県小城市小城町栗原米ノ隈地区の中央付近に鎮座されます。
境内入口には「菅聖廟」の神額が掛かる安政五年建立の台輪鳥居が奉納され、その右側に小城市の神社ではよく見られる月夜見尊の石碑が立っております。石段を上がると小さな境内があり、昭和生まれの砥川型岩乗り狛犬が守護する入母屋造の拝殿と流造の本殿が建立されています。
一般的には、菅原道真公を祭る神社は天満宮もしくは天満神社とされるので、「菅聖廟」の神額は文化史としてとても興味深いと言われているようです。またその書は、明治の三筆の一人である小城市出身の書家、中林梧竹の32歳のときの作品と言われています。

石段参道前に立つ安政5年(1858年)建立の台輪鳥居。

鳥居には「菅聖廟」の神額が掛かります。
入口の両側にある案内板と月夜見尊の石碑。

石段を上がった先の境内の様子。奥の竹林は峰山の麓になります。

拝殿とそれを守護する狛犬さん。
小城市内ではもうすっかりお馴染みの岩狛さんです。
個人的で申し訳ないのですが、私は砥川型の狛犬さんたちが一番好きです。見慣れたせいなのかもしれませんが、見ているだけでなんだかホッとしますw
「昭和五年十一月吉辰 石工 江頭國太郎」の刻銘が入ります。

拝殿の中の様子。

拝殿の中から見た本殿。

本殿。
文化史としても興味深いとされる「菅聖廟」の神額については、調べてみると三重県伊賀市上野に鎮座される菅原神社(上野天神宮)の楼門の扁額にも「菅聖廟」の額が掛かっているようです。
それ以上のことは分かりませんが、上野天神宮のものは文政7年(1824)に参議右近衛権中将藤原定成が筆したものだと言われており、そのあたりが関係しているのかもしれませんね。
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