神社の参拝方法 | お参りの時の鈴とお賽銭の順番

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雑学

皆さんは神社に参拝されたとき、「お参りってどういう風にすればいいんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。

私も神社巡りをするようになり、大小多くの神社を参拝させていただきましたが、お参りの時の鈴とお賽銭の順番には迷ってしまい、いまだに決まったものがありませんでした。

でも、せっかく神様にお参りするのですから正しい作法を知っておきたいものですよね。

この記事では、神社の参拝方法の中でも賽銭箱の上にある鈴と、お賽銭の順番に関することについて調べたことを備忘録として記載することにしました。皆さんの今後の参拝の参考になれば幸いです。

神社参拝時の鈴とお賽銭の順番

神社に参拝に来られた時に悩んでしまうのがその順番ですよね。

結論から言いますとまず最初に鈴で、そのあとにお賽銭を入れるのが正しい順序となります。

拝殿の前に立つと、目の前にはお賽銭箱があるのでついついお賽銭を入れたくなりますが、そこはグッと我慢してまず鈴からいきましょうね。

神社の鈴の名前

さてその鈴なんですが、神社の賽銭箱の上、つまり向拝の下にあるあの鈴の名前をご存知ですか?

私は子どものころからつい最近までずっと“ガラガラ”って言ってましたw

でも、意外と名前を知っている人の方が少ないのではないでしょうか。

実は神社の鈴は「本坪鈴(ほんつぼすず)」と言い、鈴を鳴らすための紐を「鈴緒(すずのお)」と言うそうです。

神社の多くはお賽銭箱の上あたりに本坪鈴があり、その本坪鈴に麻縄や布などの鈴緒が下の方まで垂らされており、お参りする人は鈴緒を振り動かして鈴を鳴らします。

これは「鈴祓い」といって、神様に鈴の清々しい音色をお供えすることで神様の御心をお慰めし、またこれから神様の前に立つ参拝者の気持ちも整えるとともに、参拝者を祓い清めるという意味があるそうです。ですから両手で縄を持ち、遠慮しないでしっかりと音が出るように振りましょう。

神社参拝で鈴を鳴らすタイミング

では、その鈴を鳴らすタイミングですが、まず拝殿の前で軽く一礼して前に進んでから鈴を鳴らします。そしてそのあとにお賽銭を賽銭箱に入れましょう。

情報の中にはお賽銭が先で、そのあとに鈴を鳴らすと書かれているのも多く見かけますが、「鈴祓い」で神様の御心をお慰めし、参拝者も祓い清めたあとでお賽銭をする方が理にかなっていると思います。

神社によっては鈴がないところや、鈴がお賽銭箱よりもずっと手前にある場合もあります。そのことからも鈴がある神社の場合は鈴を鳴らすのが先だと考えていいと思います。

二礼二拍手一礼 お賽銭 鈴

「二礼二拍手一礼」は日本の神社で用いられる拝礼作法で、ご存知のように二回お辞儀をし、二回柏手を打って、もう一回お辞儀をするというものです。

二礼二拍手一礼という言い方は、東京都神社庁や東京大神宮、報道機関などが用いているもので、神社本庁と伊勢神宮や靖国神社などはこの参拝作法を「二拝二拍手一拝」と呼んでいます。

「お賽銭」は神社やお寺を参拝するときに納めるお金で、備え付けの賽銭箱に小銭やお札を入れます。

“賽”の字には「神様や仏様からの恩恵に対してお供えで感謝をしめす」という意味がありますが、神仏への祈願成就のお礼のお金として願いごとを叶えるためにも納められます。

「鈴」については冒頭に記述した通り、お参りに来た参拝者を祓い清めるという意味があります。

神社の鈴を鳴らさないでお願い事をして帰ってしまった

「神社にお参りしたときに鈴を鳴らさないでお願い事しちゃった!」ってことはないですか?

もう一度戻って鈴を鳴らして参拝をやり直さなければいけないのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

じつは、私も神社巡りをしていると写真を撮ることに夢中になり、帰る途中に「あれ?」と鈴を鳴らしたかどうかも分からなくなっていたことが度々ありましたw

ある神社の説明では、鈴の音には“邪なるものを祓う力がある”と考えられてきており、鈴そのものではなく「鈴の音」にその力があるということでした。だから向拝の本坪鈴は鳴らさなくてはお祓いの意味がないというのです。

確かに、あの大きく厳かな音を聞けば邪心や悪霊は吹き飛んでしまいそうですよね。

ただ、鈴が無い神社もたくさんありますし、あの出雲大社にも鈴はありません。ということからすると、必ずしも鈴を鳴らすことに囚われることはないと考えられます。仮に鈴を鳴らすのを忘れて帰ったとしても、お参り自体にはなんの問題もないと思います。

要は、参拝するときに邪心を捨ててお参りをしていれば、鈴を鳴らすのを忘れていても大丈夫だと私は信じます。

まとめ

参拝の順番についてまとめてみましたが、これはあくまでも参拝のマナーであって絶対のものではありません。

マナーはマナーとして覚えておけば大丈夫。少し順番が違ったとしても気持ちがこもっていればいいのです。

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