こちらの愛宕神社は、JR唐津線鬼塚駅から横を流れる松浦川を挟み南東に1.4kmほど離れた、佐賀県唐津市柏崎に鎮座されます。
県道40号浜玉相知線「下久里」バス停東側の、下久里集落の東にある標高94mほどの里山の中に位置しており、集落の外れから里山の方へ続く山道を進んで行くと幟が建てられ、「愛宕神社」の神額が掛かるコンクリート製の明神鳥居が建立されています。
境内へと向かう石段参道の前には「天満宮」の神額が掛かる石鳥居が奉納され、三段階に分かれた長い石段を上がった境内には狛犬が乗る石灯籠が奉納され、モルタル製の入母屋造妻入の拝殿と同じく平入の本殿覆堂が建立されています。
本殿覆堂の中には小さな白木造りの本殿が納められており、そのわきには頭巾をかぶった二体の人形が祀られ、拝殿の南隣には二基の石祠が祀られる境内社の稲荷社が建立されています。御祭神は軻遇土神と思われますが案内がなく詳細については不明です。

民家の間を通る生活道路に建てられた「愛宕神社」の社号標。

コンクリとで整備された参道が山の方に向かって伸びています。

幟杭が打たれ幟が建てられています。

雑木林の入り口に建立されている鳥居はコンクリート製です。
鳥居の柱には「昭和四十二年四月吉日」の刻銘が入っています。

「愛宕神社」の神額。

鳥居をくぐった先に立ち並ぶ杉の木の間に石段が見えます。

石段参道の前に建立された二の鳥居。

二の鳥居には「天満宮」の神額が掛かります。
左の柱に「四月□日」右の柱に「寛政三亥年」の刻銘が確認できます。

境内まで長い石段が三段階に分けて続いています。
石段の途中に奉納されている石灯籠。

入母屋造妻入の拝殿はモルタル製です。

拝殿前には学業や合格祈願の絵馬が並んでいます。
拝殿の後ろの石垣の上に建立されている入母屋造平入の本殿覆堂。こちらもモルタル製です。
拝殿前に奉納されている灯籠狛犬。
左の灯籠の柱には「明治三年十二月吉日建之」、右の灯籠の柱には「明治十九年八月建之」の刻銘が入ります。

境内入口の手水盤。

本殿覆堂。

覆堂に納められている白木造の本殿。
その右側には頭巾を被った人形が安置されています。

石祠。

拝殿の南隣に建立されている境内社。


境内社に奉納されている石灯籠。
右の柱に「文化五辰年」、左の柱に「十二月建之」の刻銘が入ります。

境内社の中の様子。
二基の石祠が祀られ複数の陶磁器の狐が安置されています。
石祠はそれぞれカラフルなタオルや、かわいらしいスヌーピーのハンドタオルなどで覆われており、大切にお祭りされている様子が窺えます。
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