大江神大神宮 佐賀県杵島郡江北町大字山口門前

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江北町の神社

こちらの大江神大神宮は、JR長崎本線江北駅の北北西およそ2kmほどの距離、佐賀県杵島郡江北町大字山口門前地区入り口の小丘の上に鎮座されます。

国道34号線と国道207号線が交差する東分の交差点から北へ、県道35号多久江北線を多久方面に2.5kmほど行った集落の入り口に位置します。

承応3年(1654年)9月建立の一の肥前鳥居を筆頭に三基の鳥居が建立されており、昭和生まれの個性的な狛犬が守護する千鳥破風唐破風付き拝殿と流造の本殿が建立されています。

祭神は天照皇大神と豊受姫大神で、肥前山口・江北の杜として地元の人々の崇高を集める産土神です。 西九州新幹線開業に伴い、JR長崎本線の肥前山口駅が江北駅に改名されましたが、それまで使われていた「肥前山口」の駅名標が境内に寄贈されていることにも、地域と密着した神社であることがうかがえます。

一の肥前鳥居。境内入口の南に100mほど、参道であったであろうと思われる三差路に建立されています。

笠木と島木、貫と柱は共に三本継で、肥前鳥居の特徴がしっかり現れていますが、貫の部分はやはり新しい石材に代えられているようですね。

「大神宮」の神額が掛かります。

「承應三年甲午九月廿一天赦日頓拝」の刻銘が入ります。

社頭。

二の台輪鳥居。

二の鳥居にも「大神宮」の神額が掛かります。

「慶應三年丁卯十二月吉日山口東分村中」の刻銘が入っております。

神橋と社務所。

案内板。

大江神大神宮
由緒 創立年月日 天平三年九月十九日
祭神 天照皇大神
   豊受姫大神
 天平三年九月十五日井崎越前守藤原長正初めて社職の命を蒙り子孫代々社務奉仕せし處、天正九年四月龍造寺和泉守本社再興あり。其後鍋島直茂公殊に御崇敬にて御供米七斗五升御寄付、本社は多久私領にて長門殿より敷地先例により御免地となる。尤も元才五年庚申九月茂尭殿より米三升宛永代御寄付の達書等は現今保存せり。
元禄十二年(1699)宝殿再興棟札銘に国君邑主の御姓名を記しあり。

昭和13年10月13日建立の石段参道前の三の鳥居。

こちらも「大神宮」の神額。

御堂。

これを上がると上の境内です。

石段の両脇に建立された飛び狛灯篭ですが、どちらも倒立しているのは初めて見るんじゃないかな。

銅板葺き千鳥破風唐破風付き流造平入の拝殿。

手水舎。

拝殿前では狛犬さんが守護しています。

阿形は垂れ耳ですが、吽形は立ち耳です。築後型の狛犬さんでしょうか。

昭和15年10月15日生まれでした。

唐破風向拝下の様子。

拝殿の中の様子。

玉垣がめぐらされた本殿は銅板葺き流造です。

2022年9月の西九州新幹線開業に伴い、JR長崎本線の肥前山口駅が江北駅に改名されました。それに伴って、これまで使われていた「ひぜんやまぐち」の駅名標が江北町から寄贈されたそうです。

「千二百年祭記念碑」と御神木。

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