最近は、毎日が何かの記念日になっているようで、10月30日は香りの記念日になってるようですね。
香りといえば、私も若いころからオーデコロンを愛用していましたが、女性が付ける香水にも魅力的な香りがあり気持ちが落ち着いたり、逆に興奮したりといろんな効果をもたらしてくれるとても素晴らしいアイテムですよね。
たまたま、竜涎香という香水を知りました。
まず、これはなんて読むんだろうと思ったのですが、どうやら「りゅうぜんこう」と読むようです。
マッコウクジラの腸内に発生する結石を竜涎石(りゅうぜんせき)といい、糞と一緒に排泄された竜涎石は水よりも比重が軽いので軽石のように海上を漂うのだそうです。
マッコウクジラの好物はタコやイカだそうで、竜涎石はその硬い嘴(カラストンビ)などの消化できなかったものが結石化したものと考えられているようですね。

排泄されたばかりの龍涎香は魚が腐ったような匂いなのですが、海の上を漂流している間にジャコウのようなよい香りに変化していくんだとか。
商業捕鯨が行われる前は、偶然に海岸に流れ着いたものしか入手できなかったのでとても貴重な天然香料だったようです。
現在も商業捕鯨が禁止されたため、以前と同様に偶然でしか入に入れることができなくなっているとか。だから高価なんですね。
香水といえば液体で吹き付けるタイプが普通ですけど、龍涎香はクリーム状になっているので塗るタイプが多いようですね。
そんな貴重な龍涎香、どんな香りなのか一度は嗅いでみたいものです。
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