昨日はマーちゃんの病院の日でした。
2か月に1回、多久市立病院の皮膚科にかかっています。
病名は掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)。
その症状は、手のひらや足の裏に水ぶくれや膿疱がくり返しできるもので、下の画像のように皮膚がボロボロになる病気です。
感染することはないのですが、やはりとてもグロテスクなので人に手のひらを見られるのをひどく嫌い、できるだけ人に見せないように生活してきたのですが、計算するとマーちゃんは40年近くにわたってこの病気と共存しているのです。

いまでこそ掌蹠膿疱症という病名がついていますが、発症した当初は原因はもちろんのこと病名もわからず、痒さと痛さとで泣くこともあったほどで毎日本当に苦しんでました。
女優の奈美悦子さんがこの病気を告白されてから一躍有名になりましたね。
ただ、病名が分かった今でも飲み薬と塗り薬の対症療法のみで完治することはなく、かろうじて以前のような見るに堪えないような皮膚の状態からは脱したくらいです。
掌蹠膿疱症の治療にはステロイド外用薬やビタミンD3外用薬が、内服薬は抗アレルギー薬のビタミンA誘導体(エトレチナート)や免疫抑制剤(シクロスポリン)などが用いられているようです。
重症の場合は生物学的製剤による注射があると先生から言われたそうですが、高額なうえ副作用のリスクがあるということだったのでマーちゃんは断ったと言ってました。
私としては、お金のことは考えず思い切ってやってみたらという気持ちがあったのですが、マーちゃんからすると痒さよりも副作用の方が怖いらしいのです(笑)
まあ、わからないわけではありませんがね。
掌蹠膿疱症の原因は解明されていないことが多いとのことですが、喫煙や金属アレルギー、そして病巣感染(びょうそうかんせん)が主な原因ではないかと考えられているようです。
20年ほど前には別の病院で、歯の治療をしたときの金属のアレルギーかもしれないと言われ、治療した歯を金属ではない材質のものに変えるといいかもしれないと言われたことがあります。
ただ、それが原因でなかった場合は治癒しないとのことだったので当然やめましたが、お金に不自由していなかったらひょっとするとやっていたかもしれません。

残念ながら多久市には皮膚科がありません。
多久市立病院では、毎週水曜日に佐賀大学医学部から先生がいらして予約制で診察をしてくださっているようですが、やはり田舎はこういうところが不便ですよね。
この多久市立病院も、お隣の小城市民病院と統合して場所を移し、総合病院(なのか?)として2025年に新しく開院するとの話もあるのでより使いやすくなることを願うばかりです。
ただ、マーちゃんと掌蹠膿疱症の戦いはこれからも一生続いていくのでしょうね。
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