こちらの淀姫神社は玄海エネルギーパークの東方約300mほどにある、東松浦郡玄海町今村字外津の外津漁港一角に鎮座されます。
国道204号線に架かる、玄海町と鎮西町をつなぐ外津大橋の玄海町側から右に500mほど坂道を下り、外津漁港の「外津漁村環境改善総合センター」の西側に位置しており、200mほど南には外津漁協があります。
淀姫神社では、こちらの値賀地区の神社の参拝では初めて見る、“構え”の型の狛犬が拝殿を守護しておりました。

社頭。

石段参道前に立つ台輪鳥居。

鳥居には「トド姫神社」神額が掛かります。

石が祀られていましたが何なのかは不明です。

拝殿。
そして拝殿前の狛犬さんです。
御祭神は豊玉姫命と玉依姫命ですが、玄海町のホームページによると慶長16年(1611年)に再建されているようです。
万延2年(1861年)3月生まれの狛犬さんは低い姿勢から相手を威嚇する、いわゆる“構え”と呼ばれる型の狛犬さんです。
小城市では多く見られますが、唐津方面の神社ではあまり見たことがなかったのでテンション爆あがりですw

台座には「値賀川内村 石工棟梁 徳永藤右衛門 竹木場村 同石工 徳永平太夫作」の刻銘が入っておりました。

拝殿の中の様子。
こちらにも阿吽がw
これは獅子舞の獅子頭でしょうか…

朱色に塗られた本殿。
本殿前には一対の神牛さんが両脇にいらっしゃいました。
あちこちの神社で痛々しい狛犬さんを見かけますが、やはり少しであっても雨や日差しを遮ることができるものがあれば意外と風化は抑えられるようですね。
こちらの狛犬さんは、すべて屋根に覆われているわけではありませんが、刻銘もしっかり読み取ることができるほど綺麗です。
本当にこれが160年の歳月が経った狛犬なんだろうかと、もう一度阿形の台座に刻まれた刻銘を確認したくらいですw
やっぱり雨ざらし日ざらしというのは、車だけではなく狛犬さんにもよくないですねw
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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