こちらの値賀神社は、国道204号線「中通り」の交差点の西方500m、東松浦郡玄海町普恩寺地区の東側の集落の入り口に鎮座されております。
「中通り」の信号を北に進むと「九州電力玄海原子力発電所」があるのですが、西方にハンドルを切りおよそ400m走ると小高い山の麓に石垣の土台に囲まれて立つ地下神社の立派な鳥居が見えてきます。
玄海町は佐賀県の中でも観光資源に乏しく一番自然が豊かな町という印象だったのですが、その恩恵を受けて玄海町の財政は安泰といい、2005年の平成の大合併でも唐津市と合併することはありませんでした。
そのため、今も玄海町は唐津市ではなく東松浦郡玄海町のままなのです。

社頭。

一の明神鳥居。

鳥居に掛かるのは「値賀神社」の神額。

石段参道途中にある常夜灯。
飛び狛さんが載っております。

そして二の鳥居。

二の鳥居の「値賀神社」の神額。

そして一息ついたころに三の鳥居があります。

三の鳥居には「大権現」の神額。
そして三の鳥居をくぐった先に居た狛犬さんです。

作成した石工さんは、値賀川内の「古館円吉」「古館円吾」「古館光造」のお三方でした。

さあ、もう一息です。
石段参道を登り切った境内入口の左右にある手水舎。

社殿。
鎮座地 佐賀県東松浦郡玄海町普恩寺375
御祭神 天忍穂耳尊 伊邪那岐命 須佐之男命
由来 神社の由来は社伝によると、神功皇后が新羅遠征されたおりに、現在の普恩寺字新田の
玄海町のホームページより
塩井川でみそぎをされたのに起因するとあります。

銅板葺き唐破風付き入母屋造りの拝殿。
そして毎度おなじみ、拝殿前の狛犬さんです。
ムムム…ちょっと待て、この狛犬さんの作風は初めてだぞ!
垂れさがった耳の形も初めてだし、ポッチャリタイプの体型も珍しいし、なによりくるくるっと巻いた尾の形はこれまで見たことがありませんw
ひょっとして、これが値賀川内の石工さんの造った狛犬の作風なのかな。

石工さんのお名前は分かりませんでしたが、明和6年(1769年)生まれの狛犬さんでした。

拝殿の中の様子。

立派な鏡があります。

拝殿の中に掛かる額。
銅板葺き流造の本殿。
おやおや…。
あらら、なんと本殿脇にも陶器製の狛犬さんがいらっしゃいましたw

神庫?

西側参道入口に立つ明神鳥居。

鳥居に掛かる「値賀神社」の神額。
拝殿前の狛犬さんとは明らかに作風が違うよく見るタイプの狛犬さんだったのですが、最初はどちらも阿形に見えたのですがよく見たら牙を剝いている吽形でしたw

神牛。

手水鉢。

鷹でしょうか?

境内の様子。
こちらの値賀神社には3対の狛犬さんがいらっしゃいましたが、初めて見るタイプの狛犬さんにちょっと驚きましたw
明和6年(1769年)建立だったので、ひょっとしたら“はじめ狛犬”と呼ばれる狛犬さんなのかもしれませんね。
ただ、こういう新しい出会いはとっても刺激になりますよねw
さて、次はどんな出会いが待っているのでしょうか!
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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