富山のおわら風の盆が三年ぶりに開催されたようです。
今年は自粛モードから解放されて、富山に限らず全国各地で伝統の行事が再開されているようですね。
行動制限が掛かっていないので、おのずとそういう方向に進んで行くのは自然といえば自然なんでしょうね。
おわら風の盆の哀愁を帯びた舞いを初めて見たときは、体中に鳥肌が立つような不思議な気持ちになったことを覚えています。
始めて訪れた、まったく知らない土地なのになぜか懐かしさを感じたのでした。
あの無言の舞いに、日本人のこころが現れているような気がしたのかもしれません。

ところで、今まで知らなかったのですが、おわら風の盆で踊れる女性というのは25歳までの未婚と決まっているそうですね。
「粛々と舞いしおぼこや風の盆」
ひょっとしたら結婚が決まっていて、今年の舞いが最後になる女性もいるんだろうなって想像しながら俳句を一句読んでみました。
おわら風の盆は9月1日から9月3日までで、3日の午後11時を過ぎると公式なおわら風の盆は終了となるそうです。
それからあとは、歴代踊って来られたベテランの女性も踊りに参加して、今度は自分たちが楽しむために踊るとのことでした。
本当にいいお祭りですね。
でも、少子化の今日、こうした伝統文化の保持も次第に難しくなっていくのかもしれませんね。
なんとか文化は継承していって欲しいものです。
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