「波佐見に行くんですか?だったらぜひ西の原に行って下さい」。
委託先の会社のスタッフが言ったのは、最近レトロ可愛いおしゃれな街とインスタグラムで話題になった、長崎県東彼杵郡波佐見町の「西の原」のことです。
西の原地区は、以前「幸山陶苑」という江戸時代から続く窯元の製陶所(福幸製陶所)があったところで、福幸製陶所は平成13年に廃業するまでずっと波佐見焼を生産してきた窯元です。
その証拠に、西の原巡りをしていると当時の福幸製陶所の名残りが随所に見ることができますので、そういうところにも目を向けると楽しいかもしれませんね。
目次
monné legui mooks(モンネ・ルギ・ムック)
初めて西の原に来た人は、おそらく通り過ぎてしまうだろうと思われるほどごく普通の、いや普通過ぎるほどの古びた家屋を利用したのがカフェの「monné legui mooks(モンネ・ルギ・ムック)」です。
このカフェが西の原ブームの火付け役になったともいわれているせいか、お昼時も相まってこの日もたくさんのお客さんで賑わってました。
若いカップルが多いのかと思ったら、なんと子供連れの方もけっこう多く見られましたよ。

monné porte(モンネポルト)
こちらは文具・雑貨屋さんとワークショップのお店「monné porte(モンネポルト)」です。
「monné legui mooks(モンネ・ルギ・ムック)」よりももっとレトロ感満載の建物でしたが、それもそのはず、こちらはろくろ場として長年活躍してきた建物に少しだけ手を加えただけなんだとか。
オルタナティブ・スペースでのワークショップは、ライブや展覧会などが多目的に開催されているようです。

HANAわくすい
食器を始めとした衣食住の生活雑貨を販売するお店「HANAわくすい」。こちらもシックな建物で、季節に合わせた企画展が開催されることもあるそうです。
「ずっとつかえるもの」というのがコンセプトで、日々の生活に寄り添った作り手の顔が見える商品が並んでいます。

GROCERY MORISUKE(グロッサリーモリスケ)
グロッサリーとは食料雑貨店のことで、こちらの「GROCERY MORISUKE(グロッサリーモリスケ)」では、オーガニックはもちろんナチュラル、デザインにこだわった世界中の食材と雑貨が並びます。
朝食からランチ、夕食といったそれぞれのシーンにマッチしたナチュラルな食材と雑貨で、家族が集まるアットホームなダイニングを演出してくれます。

にぎりめし かわち
愛情のこもった地元の食材で、それこそたっぷりの愛情を込めて握られた「にぎりめし」が食べられるのがこちらの「にぎりめ しかわち」です。
お米はもちろん波佐見で育てられたお米で、味噌汁の味噌は波佐見の麦と米、長崎県産の大豆に西海産の塩を使った合わせ味噌、具材も地元の食材にこだわったものが使われてます。

イソザキ珈琲 Shady(シェイディー)
自家焙煎コーヒー豆屋さんの「イソザキ珈琲 Shady(シェイディー)」は、お祖父ちゃんから受け継いだという若いマイスターがご主人。
もちろん、コーヒー豆の販売だけではなく喫茶スペースもあり、その日最も状態の良い豆を挽いてハンドドリップで出してくれます。
テイクアウトもOKなので、こだわりのコーヒー片手に散策というのもいいかもしれませんね。

南創庫
「南倉庫」という屋号は、そもそもここが製陶所の出荷事務所として使用されていたことなので、どうやらそれをそのままお店の名前にされているようですね。
遊び心のあるデザインと、手作業ならではのほんのり温かみを感じる器類を販売しておられ、オリジナルの絵付けができる切り絵付け体験も行ってらっしゃいますよ。

氷窯アイス こめたま
アイスは生ものをコンセプトに、オーダーを受けてから半円球の氷のボウルの氷窯を使って作っておられます。
鶏の飼育から卵生産、そしてそれを使ってアイスの製造まで全ての行程を、「氷窯アイス こめたま」の皆さんの力だけでやっておられるというのはすごいですよね。
アイスはカップ、手作りワッフルコーンorシューから選べるようで、お店のおすすめは「クレーマ・カタナーラ」ということなのでぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。

あとは石窯ピザや本格的なボルダリングの施設もあるので、家族連れもカップルも存分に楽しむことができそうです。
ゆっくりと流れる時間を、この西の原で一日過ごすのも悪くないかもしれませんね。
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