誰がいつ、どういう目的で作ったのか誰も知らないというミステリースポットが、武雄にあるということを知りマーちゃんと一緒に行ってきました。
そのミステリースポットとは「永野の風穴」。「ふうけつ」と読むのかと思ったら「かざあな」と読むらしい。そのまんまやないけ(笑)
場所は武雄市若木町永野地区としか出ていなかったが、永野の風穴への入口には道路沿いに看板がでているのですぐにわかるということだったので、カーナビには武雄市若木町永野と入力して出発です。
多久市方面から武雄市へ向かう県道25号線を走り、西多久町を通って女山トンネルを抜けるともう若木町だ。
すると間もなく道路の右側に「永野区入口 風穴まで1.5k」の看板が見えた。
そこを右折して進んで行くと、どんどん道が狭くなっていくではないか!
本当にこの道で間違いないの?これって反対側から車が来たら離合できないじゃないの?(佐賀県人は車ですれ違うことを離合〈りごう〉というのだ)
幸い地元の人の車ともすれ違うことなく「永野の風穴」の駐車場に到着した。

メディア等で紹介されたこともあり、道もよくなったので行く人も増えたということだったけど、道中は道が狭いしこの駐車場だって車を4台も停めたら身動きでないほどの狭さだぞ。大丈夫か?

どうやらここからは歩いて風穴へ向かうらしい。民家の中を通ることになりそうだがはたしてどれくらい歩くことになるのだろうか。
道中にあった案内板を見ると、なんとここから15分は歩かなければいけないようだ。
マーちゃんに15分の山道を歩かせるのは無理だと判断し、車の中に待たせて私だけで風穴に向かうことにしました。

登り始めると間もなくフェンスがあり、行く手を遮るように閉まっていました。オフシーズンだから閉まっているのかとも思いましたが、ここまで来て引き返すことはできないと思い突き進むことに!
フェンスにはカギも掛かっておらず、スムーズに開けて通ることができました。おそらく住宅への動物の侵入を防ぐためのものだと思います。
「となると、ここにはなにか野生の動物がいるのだろうな?まさか熊はいないだろう。あ、ひょっとしたらイノシシか?」
などと考えていたら、一人なので急に心細くなってきました(笑)
急ぎ足で急な山道を息を切らせながらどんどん登っていくと、たくさんの幟と「永野の風穴」の看板が見えました。

着いたのかと思ったのですが、まだまだ途中のようでここから山の中に入っていくようです。

いよいよ山の中に入ります。

山の中に入ると心細さは大きくなるばかり。
急ぎ足で登るため、「ハア、ハア」という自分の息遣いだけが林の中で響いているのだ。

やっぱり今日はやめようかという心の葛藤と闘いながら進んでいたときに、あと40メートルの看板が現れた。

ホッとしたのもつかの間、目の前に現れたのは黄色と黒のトラロープだ!
ゲッ…ロープが必要なくらい急な山道が続くってこと?
マーちゃんを連れてこなくて大正解だったよね。とてもこんなところにマーちゃんを一人置いて行けないからね。

ロープがあったのでよほど急な登りかと思っていましたが、思ったほどでもなく、おそらく女性の方やお年寄りの方のためのものだと思います。
ですが、私はこのあたりはもう必死で駆け上がってます(笑)

やっと、お疲れさまでしたの看板が現れました。
どうやらやっと着いたようです。

は、これが永野の風穴です。
両サイドや、上の方の石積みをご覧ください。
けっこうしっかりと積んでありますよね?
さて、中に入ろうと思ったのですが、時刻はすでに15時を回っており辺りは日が暮れかかっております。
中に足を踏み入れたものの、なんだか獣臭を感じたので中の方まで入ることができず、この場で撮影することしかできませんでした。

温度計らしきものは確認しましたが、残念ながらここまでです!
チキン野郎と呼んでもらっても構いません!
この画像を撮ったあとは脱兎のごとく山道を駆け下りました。風穴の中の様子はYouTubeの動画でご覧ください。
さて、この風穴ですが、詳しい人に聞いてもハッキリしたことはまだわかっていないらしく、有力な説としては「殿様の涼み場所」か「天然の冷蔵庫」だと言われているようです。
あの石の積み方を見るかぎり、人の力が使われているのは間違いないようですが、このままミステリーのままというのもいいのではないでしょうか。
それはそうと、この場所はやはり真夏のジリジリした日差しのときに行くのが正解のようですね。
皆さんも避暑を兼ねて来年の夏、ミステリースポットにちょいといかれてみてはいかがですか。
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